
本日はBGGから『
CUPID: Tricks & Tactics』を紹介します。
通常のトランプ1組から抜き出したカード24枚を使う、メイフォローの2人専用トリックテイキングです。
【ゲームの目的】最初に121点以上を獲得すること。
【プレイ人数】2人
【使用するカードとランクの高低】通常のトランプ1組からカード24枚(後述)
ランク<低>ジョーカー
Q A A 2 2 3 3 4 4 5 5 J 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 K<高>【はじめに】 『CUPID』は2人で競うトリックテイキングです。各プレイヤーは慎重にカードをプレイして価値の高いトリックを獲得しようとします。プレイされたカードによってトリックの価値が決まります。自分の得点が最大になるよう、相手の得点が最小になるよう、カードを選んでプレイしていきます。
【必要なもの】通常のトランプ1組から、
ハートと
スペードのA・2・3・4・5・6・7・8・9・10(計20枚)を抜き出します。
さらに
ダイヤのQ(アニマ)、
クラブのJ(モンスター)、
ハートのK(キューピッド)、ジョーカー1枚(ゼファー)も抜き出します。
これら24枚のカードをシャッフルして山札を作ります。
残りのカードは使わないので脇に置いておきます。
【点数の付け方】 ゲーム中は得点する度に現在の合計点を記録していきます。
クリベッジ用ボードや得点を記録するためのアプリを使うと良いでしょう
iOS用アプリ『
Magic the Gathering Life Total』は無料で、このゲームとの相性が良いです。
(詳細は後述の【得点計算】を参照)
(
訳注:Androidでも似たようなアプリが沢山あるので、いくつか試してみると良いでしょう)
【ゲームの準備】最初のディーラーを決めるために、各プレイヤーは山札の上からカードを1枚ずつ引きます。
低ランクのカードを引いたプレイヤーが最初のディーラーとしてカードを配ります。
をシャッフルして各プレイヤーにカードを5枚ずつ配ります。
この5枚が最初の手札になります。
手札の内容を対戦相手に見せてはいけません。
次にカード2枚を取ってを裏向きに置いて「賞品トリック」とします。
(
訳注:山札の隣にでも置いておけば良いでしょう)
各ラウンドの最終トリックを獲得したプレイヤーは賞品トリックも獲得します。
残りの山札は裏向きにして置いておきます。
山札からカード1枚をめくり、山札の右側に「ターンアップカード」として置いておきます。
【ゲームの流れ】第1トリックはディーラーが手札からカード1枚を選び、テーブル中央に表向きでプレイしてリードします。
次に対戦相手は手札から任意のカード1枚を選び、同じく表向きにプレイします(メイフォロー)。
よりランクの高いカードがトリックに勝ちます。
【トリックの数字カード】スート(ハートかスペードか)に関係なく、数字の大きいカードがトリックに勝ちます。
同じ数値のカード2枚が同じトリックで出された場合は、スペードがハートに勝ちます。
【トリック中の絵柄カード】Qは
Kに勝つ唯一のカードです。
Jはランク5以下のカード全てに勝ちます。
Jでトリックに勝った場合は、トリックの敗者が次トリックをリードします。
Kは
Q以外の全カードに勝ちます。
ジョーカーは常にトリックに負け、かつそのトリックの価値を0点にしてしまいます。
【第2トリック以降】1回のトリックが完了したら、トリックの勝者は獲得した点数を計算します。
(詳しくは後述の【点数計算】を参照)
点数を記録したら勝ったトリックを取り、裏向きに置いておきます。
取って裏向きにしたカードの内容を見てはいけません。
各プレイヤーはカードを1枚ずつ引いて手札に加えます。
トリックの勝者が最初に引きます。
「山札の一番上にある裏向きのカード1枚を引く」か、または「ターンアップカードを引く」かします。
対戦相手はトリックの勝者が選ばなかった方のカード1枚を引きます。
両方のプレイヤーが引いた後、山札から次のカード1枚をめくって新しいターンアップカードにします。
トリックの勝者が次トリックをリードします。
ただし、
Jで勝った場合はトリックの敗者がリードします。
ゲームを続けていくと山札が全て引かれてなくなります。
その後はカードを引かずにトリックを続け、手札がなくなったらラウンド終了です。
【最終トリック】最終トリックを獲得したプレイヤーは、賞品トリックも獲得します。
賞品トリックの価値に応じて点数を獲得します。
詳細は後述の【賞品トリックの得点】を参照してください。
【新ラウンドの開始】全てのカードをプレイして点数を計算したら、新しいラウンドを始めます。
現在の点数が高いプレイヤーは新しいラウンドのディーラーになり、かつ第1トリックをリードします。
同点なら、最終トリックに勝ったプレイヤーが新しいラウンドのディーラーになり、かつ第1トリックをリードします。
【ゲームの終了】プレイヤー1人の点数が121点以上になったらゲーム終了です。
(まだ山札が残っている)ラウンドの途中であっても即座にゲームが終了します。
【点数計算】数字カードの点数(
訳注:Aは「1」として計算すると思われます)
・(そのトリックにプレイされたのが)ハートとスペードの場合:トリックの勝者はカード2枚の合計値を点数として得ます。
・ハートとハートの場合:トリックの勝者はカード2枚の差分を点数として得ます。
・スペードとスペードの場合:トリックの勝者は(カードの数値に関係なく)1点を得ます。
絵柄カードの点数Q・
J・
Kを含むトリックは全て0点または11点になります。
・絵柄カードと数字カードの場合:0点
・絵柄カードと絵柄カードの場合:11点となります(ジョーカーを除く)
・ジョーカーを含むトリックの場合:0点
【賞品トリックの点数】各ラウンドの最終トリックに勝ったプレイヤーが賞品トリックを獲得します。
賞品トリックは通常のトリックと同じ方法で得点します。
【ゲームの勝者】最初に点数が121点以上になったプレイヤーがゲームに勝利します。
(まだ山札が残っている)ラウンドの途中であっても即座にゲームが終了します。
参照リンク:Festival en Puerto Rico(『プエルトリコ』ミニ拡張)『Cross Purposes(クロス・パーパシス)』 2人または4人用トリックテイキング『Arpaa Turup/Arba'a Turub』 2対2のチーム戦トリックテイキング『ウィザード』 非公式2人用ルール『Cubeez(キュービーズ)』 日本語ルール
posted by okanenainde at 00:37|
日記
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