本日は『Alley Cat』を紹介します。
通常のトランプ1組から抜き出したカード27枚を使う、メイフォローの2人専用トリックテイキングです。
Alley Cat
【ゲームの目的】
最初に44点を獲得すること。
【プレイ人数】
2人
【カード枚数】
27枚
【カードの高低】
＜低＞A・2・3・4・5・6・7・8・9・10・J・Q・K＜高＞
＜弱＞スペード ＜ クラブ＜強＞
（注意：ダイヤ「5」はスペード「5」とクラブ「5」の両方よりも強い）
【ゲームの準備】
通常のトランプ1組からスペード13枚とクラブ13枚、それとダイヤ「5」を抜き出します（計27枚）。
これら27枚のカードをシャッフルして山札を作ります。
残りのカードは使わないので脇に置いておきます。
各プレイヤーは山札からカードを1枚ずつ引きます。
より弱いカードを引いたプレイヤーが第1ラウンドのディーラーになり、両プレイヤーの得点も記録します。
（注意：ラウンド毎にディーラーを交代）
ディーラーは両プレイヤーに手札としてカードを6枚ずつ配ります。
残りの山札はテーブル中央に置きます。
【ゲームの流れ】
まずディーラーではない方のプレイヤーが手札から好きなカード1枚を選んでリードします。
次にディーラーが任意の1枚をプレイします。
リードスートをフォローする義務はありません（メイフォロー）。
より高ランクのプレイヤーが勝ってトリックを獲得します。
同ランクの場合はクラブがトリックに勝ちます。
（注意：ダイヤ「5」はスペード「5」とクラブ「5」の両方よりも強い）
勝ったトリックは一まとめにせず、分けて置いておきます。
トリックの敗者は山札の上からカード1枚を引いて手札に加えます。
勝者はカードを引きません。
そして勝者が次トリックをリードします。
トリックを繰り返し、いずれかのプレイヤーが手札を使い果たしたらラウンド終了です。
【Alley Cat（野良猫）】
ダイヤ「5」は野良猫で特殊効果があります。
野良猫がプレイされたトリックは、勝者がカードを引き、敗者が次トリックをリードします。
野良猫を含むトリックは失点になります。
通常通りにトリックの点数を決定しますが、その合計を得点から差し引きます（後述）。
【得点計算】
各トリックはカード2枚の差分が得点になります。
例えば「3」と「8」のトリックは5点です（8−3＝5）。
同ランクのカード2枚だった場合、そのトリックは0点です。
・A＝1点
・数札：数値＝点数
・J＝11点
・Q＝12点
・K＝13点
野良猫＝5点ですが、そのトリックは失点になります。
例えばKでリード後に野良猫がプレイされた場合、Kのプレイヤーが勝者ですが、そのトリックは−8点です。
野良猫と「5」のトリックは0点です。
【ゲームの終了】
最初に44点以上になったプレイヤーの優勝です。
同点の場合は、同点でなくなるまでラウンドを続けます。
参照リンク：
『CUPID: Tricks & Tactics』 2人専用トリックテイキング
Festival en Puerto Rico（『プエルトリコ』ミニ拡張）
『Cross Purposes（クロス・パーパシス）』 2人または4人用トリックテイキング
『Arpaa Turup／Arba'a Turub』 2対2のチーム戦トリックテイキング
『ウィザード』 非公式2人用ルール
