本日はデヴィッド・パーレット作のペア戦4人専用トリックテイキング『Arm's Length』を紹介します。
Arm's Length (2022) - BGG
ARM'S LENGTH - Original Card Games by David Parlett
使うカード:
通常のトランプ1組からジョーカーを除いた52枚を使います。
各スートの順位は(強)AKQJ1098765432(弱)です。
準備:
プレイヤー4人がペア(2人ずつのチーム)を組みます。
各プレイヤーに手札としてカード13枚を、1枚ずつ裏向きに配ります。
ゲームの目的:
各ペアの1人はできるだけ多くのトリックを、もう1人はできるだけ少なくトリックを獲得することを目指します。
獲得したトリック数の差が「アームズ・レングス」です(得点計算を参照)。
ラウンドの流れ:
各ペアは手札を確認した後、どちらが多く獲得する(ハイ)か、どちらが少なく獲得する(ロー)かを決めます。
ディーラーの左隣に座っているプレイヤーが第1トリックをリードします。
誰かがリードスートをフォローできなくなるまで「切札なし」です。
最初にディスカードされたスートが、そのラウンド終了までの「切札」になります。
リードはどのカードでもできます。
(例えロープレイヤーとして勝ちたくなくても)フォローはできる限りトリックに勝つように行います。
具体的には以下の通りです。
・できる限りリードスートをフォローします(マストフォロー)。
・まだ切り札がプレイされていなければ、現在のトリックでプレイされた最も強いカードに勝たねばなりません(マストウィン)。
・フォローできない場合、現在のトリックでプレイされた最も強い切り札に勝たねばなりません(マストラフ)。
・より強いカードを出せない場合には、どのカードでもプレイできます(ディスカード)。
リードスートの最も高いカード、または最も強い切札のプレイヤーがトリックを獲得して、次トリックのリードを行います。
得点計算:
1ラウンド(13トリック)終了時に、各ペアは自分たちの「アームズ・レングス」の10倍と、ハイプレーヤーが取った数を得点します。
例えば5トリックと3トリックを取った場合は(5-3)×10+5=25点、4トリックと1トリックを取った場合は(4-1)×10+4=34点です。
もしペアが同じ数のトリックを獲得した場合は、ハイプレイヤーの獲得数だけ得点します。
ハイプレイヤーの獲得トリック数がロープレイヤーよりも少なかったら「0点」です。
ゲーム終了:
1ゲームは4ラウンドです。
現在のディーラーの左隣に座っているプレイヤーが次ラウンドのディーラーになります。
4ラウンドの合計点が高いペアの勝ちです。
参照リンク:
トリックテイキングゲーム - カードゲームの遊び方 on the web