
本日はBGGから『Lobo』を紹介します。
1人専用ゲームで、5スート各1-10のカード計50枚を用います。
本来は『Vine Deck』または『Postas Deck』を使うのですが、スートの違いは関係ないため通常のトランプ2組でも代用できます。
【概要】
プレイヤーと狼(NPC)各4枚のカードでスタートします。
ゲーム中の捕獲を通じてプレイヤーは狼のカードを全て取り除こうとします。
【カードデッキ】
『Postas Deck』にはランク1から10の5スート、カード計50枚が入っています。
(訳注:正確には「E」カード5枚を含む計55枚)
Crab Fragment Labsで購入するか印刷できます。
このゲームでスートは関係ないので通常のトランプ2組を使ってカードデッキを作ることもできます。
【準備】

山札をシャッフルして図のようにカード各4枚を2列に並べます。
上の列は狼の手札で、下の列はプレイヤーの手札です。
山札の一番上のカード(トップカード)は常に表向きにしておきます。
トップカードと、その下の何枚かは、行ったアクションによって狼かプレイヤーの手札になります。
【ゲームの目的】
プレイヤーの目標は狼の手札を空にすることです。
空にできそうになければ狼の得点をできるだけ小さくしましょう。
ラウンドを繰り返して合計100点になるまで狼と競い合います。
【プレイヤーのアクション】
プレイヤーは実行するアクションを選びます。
・完全一致
プレイヤーの手札からカード1枚を捨て札にして、狼の手札から一致するランクのカード1枚を捨て札にします。
(上図の例ではプレイヤーの9で狼の9を取り除きます)
両方のカードを捨て札にした後、トップカードをプレイヤーの手札に加えます。
・合計
プレイヤーの手札からカード2枚以上を捨て札にして、狼の手札から合計が一致するランクのカード1枚を捨て札にします。
(6と4で10、1と1と3で5など)
それらのカードを全て捨て札にした後、トップカードをプレイヤーの手札に加えます。
・分割
「合計」の逆です。
プレイヤーのカード1枚を捨て札にして、狼の手札から合計が一致するランクのカード2枚以上を捨て札にします。
(9で6と3、7で1と2と4など)
それらのカードを全て捨て札にした後、トップカードを狼の手札に加えます。
・過剰
プレイヤーのカード1枚を捨て札にして、狼の手札からより小さいランクのカード1枚を捨て札にします。
(9で7,6で2など)
それらのカードを全て捨て札にした後、ランクの差分だけ(トップカードを含む)山札の上から狼の手札に加えます。
(6で4の場合、6-4=2枚)
狼の手札に枚数制限はありません。
・降参
現在の状況が良くなりそうにないと思えば、いつでもラウンドを終了できます。
ルール通りにアクションを実行できない場合、降参するしかありません。
狼は何もせず、プレイヤーだけがアクションを行います。
・実行できるアクションがなくなる
・降参する
・狼の手札がなくなる
上記のいずれか1つを満たしたらラウンド終了で得点計算を行います。
【得点計算】
狼の手札がなくなればラウンドに勝利します。
プレイヤーの手札に残っているカード全ての合計ランクを、プレイヤーが得点します。
最後のアクションの後にトップカードを引くことを忘れないでください。
例えば、ランク1・2・4の手札を残して終了した場合、7点を得ます。
狼の手札が残っていればラウンドに敗北します。
狼の手札に残っているカード全ての合計ランクを、狼が得点します。
(プレイヤーの手札は無視します)
狼の得点を低く抑えるために、まだアクションを実行できる場合でも、あえて降参することもあり得るでしょう。
得点を記録して、プレイヤーか狼が100点に達するまでラウンドを繰り返します。
【シャッフルについて】
大体は3-4ラウンドに1回、山札がなくなってシャッフルすることになります。
どのカードが出てきたかを覚えておけば、少し有利にゲームを進めて行けます。
参照リンク:
『La Vetrina(ラ・ヴェトリーナ/ショーケース)』 2人専用トリックテイキング
『コピーライト』 3人専用トリックテイキング
『コインズ』 メイフォローの3人専用トリックテイキング
『アームズ・レングス』 ペア戦4人専用トリックテイキング
『Jumping Jacks(ジャンピング・ジャックス)』 4-5人用トリックテイキング