2009年06月26日

帝国の闘争 (Struggle of Empires)

SoE01.jpg

独自の作風でマニア人気の高いゲームデザイナー、Martin Wallaceの作品です。
発売はWarfrog Games

18世紀の欧州列強を担当し、弱小国を植民地化して国力を高めましょう。
既に他国の支配下にある? 問題なし! 軍隊を派遣して奪い取れば良いんです。

あー、こちらのmoon Gamerの記事をクリックしていただいた方が早いですねー。
飛んだ先にあるリンクもどうぞ。
ものすごーく分かりやすい記事を書いてくれています。
自分は、この記事を読んで『帝国の闘争』に強い興味を持ったのです。


去年のいつ頃だったかは忘れましたが、ヤフオクに「日本語訳なし」の出品がありました。日本語ルールが付いてない場合、競争率が下がります。結果、非常に安い値段で落札する事ができました。その代償として、ルール把握のための勉強量が半端なかったですけども。

ルールを理解し、人も集めて、いざ開催の運びとなりました。頑張りましたよ。自分はルールの説明をしただけですが。開始時刻が大幅に遅れたので、プレイヤーとしての参加は諦めざるをえなかったのです。あー、遊びたかったー。

……益体もないことをダラダラ書いてるだけなのはどうかと思うので、これから遊ばれる方たちのために、いくつか注意すべき事柄を書き出していきます。


SoE02.jpg

貿易タイルのEast Indies CompanyとLevant Companyは2枚ずつありますが、1人のプレイヤーが独占しても構いません。
Board Game Geekにある
Rewritten_SoE_7.pdfの7ページ目、TRADEの項の最後にこうあります。
It is possible to simultaneously possess and use two identical tiles.

見た目に反して、BritainはGerman Statesに隣接しています。
また同様に、SpainはMediterraneanに隣接しています。
つまり、いきなり軍隊を派遣できるのです。


海戦が始まる前に、攻撃側・防御側の順番で「海戦をしない」選択ができます。
海軍コマを失う可能性が0になるのです。
その反面、相手側は自動的に海上支援ボーナスを得ます。


陸戦で引き分けた場合、要塞は破壊されません。
また、陸戦時に失なう軍隊コマは(要塞よりも)陸軍を優先します。
逆に言えば、自国の陸軍が残っている限り、要塞は破壊されません。
ただし、出目の合計が7だった時は別です。
出目「7」による損失は、勝敗の結果による損失とは別扱いなので。


支配マーカーを置いていない国の軍隊に対して戦闘を仕掛けても構いません。
その地域の支配うんぬんではなく、純粋に敵軍の数を減らしたい時に。
ですが、返り討ちにあう可能性は常にあります。


ボード上に配置した要塞は移動できませんが、自主的に撤去(手元に回収)できます。
こうすれば2コ置いた後でも、要塞を別の地域に置き直せます。
ただし自国の軍隊がボード上から取り除かれるので、ルール通りに混乱マーカーは受け取ります。
処理の順番は以下の通りです。

 1. 自分の手番に「生産」を選択
 2. ボード上の要塞1コを手元に回収
 3. 混乱マーカー1点分を受け取る
 4. 通常の「生産」ルールに従って、回収した要塞をボード上に配置



参照リンク:
play:game ボードゲームデータベース 『帝国の闘争』ページ

ワレスゲー『帝国の闘争』がリメイク
『Zeitalter der Vernunft』の通販方法
『Zeitalter der Vernunft』到着
『Zeitalter der Vernunft (Age of Reason)』日本語ルール
ワレスゲー『理性の時代』@テンデイズ

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posted by okanenainde at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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