2012年02月20日

第3回『狂気の館』ゲーム会

独り言「シナリオの予習をしておかないと、進行を止めることになる」

『マンション・オブ・マッドネス』3連発。
途中で休憩を挟んだとはいえ、流石に疲れました……

【シナリオ1・リンチ家の崩壊】
説明込みで4時間〜4時間半。
探索者側が3人だったので、1人NPCを採用しました。

要所々々での探索者側のサイコロが走り、マスターにとっては嬉しくない展開に。
「抑えがたい衝動」を効果的に使えなかったのも痛かったですねえ。
そんなこんなで終盤には、かなりの優位で入り口に固まる探索者たち。
勝敗を決するモンスターを迎撃すべく、鉄壁の布陣が敷かれてしまいました。

鍵となるモンスターが、入り口から脱出すればマスター側は勝ち。
しかし、探索者側はアーティファクト・古き印を持っているので、非常に困難です。
何か、何か手は?
マスターは一縷の望みを託し、カードを引いて引いて引きまくります。

いよいよ最後は、探索者が目標値「7」でダイスロール。
これが成功すれば探索者たちの勝利が確定します。
マスター初の完全敗北、その確率は7割!
果たして出目の結果は……!?


【シナリオ2・神聖なる場所】
探索者プレイヤーが4人揃った唯一の回。
入り口近くの部屋を後回しにして、奥の探索していく奇妙な展開に。
そのお陰で時間的な余裕ができ、カルト信者たちを続々と入り口に集めることに成功しました。

条件が整ったので、物語の途中で目的カードを公開。
探索者たちは入り口に召還された、とあるモンスターを殺害しなければ敗北します。
大慌てで修道院の奥から戻ろうとする探索者達。
マスターは各種カード効果で、妨害の波状攻撃を仕掛けます。

なんとか入り口に辿り着いても、そこには大量のモンスター。
全ての恐怖判定を成功させるのは、流石に無理というもの。
正気度減少による精神トラウマが、探索者を少しずつ蝕んでいくのです。

マスター側の唯一の懸念材料は、特殊能力・ラッキーショット。
目標のモンスターには固有名がないので、即死する可能性があります。
その能力を持った探索者を殺すのは、事実上不可能でした。
精神トラウマ・パニックで強制的に移動させても、次の手番には舞い戻ってきます。
確かに時間稼ぎにはなるのですが、決定打というには心許ない……

敗北へのカウントダウンが始まる中、次々に倒される探索者たち。
しかし狂信者どもの壁を突破できれば、勝機は十分にあります。
決まるか、一撃必殺のラッキーショット!?


【シナリオ3・血縁】
探索者の1人が「叔父の遺産を受け継いだ」という設定があるシナリオ。
ゲーム開始前にサイコロを振って、その相続人を決めるのです。
今回選んだ選択肢では、正直なくても問題ない要素でしたが。
受け継いだ遺産というのが、広い庭が特徴の一風変わった屋敷。
探索者たちは敷地内に隠された財産を見つけ出すべく、徒党を組んで乗り込んできたようです。

前半は、マスターとしての勝ち筋が全く見えませんでした。
モンスターの移動が、基本1マスずつなのが厳しいですね。
獣型だと2マス移動できますが、マスターの意思で出せるワケでありません。
カードの指示によってのみ、獣型モンスターはゲームに登場するのです。
相対的に探索者側の機動力が厄介になってきます。
探索者を止める手段に乏しく、カードが次々に開けられていく始末。

炎上トークンを配置できる「放火」というマスターアクションはありました。
ありましたが、今回の選択肢では全く有効に使えませんでした。
考えなしに放火すると、機動力のないモンスターへのダメージを増やすだけですから。
探索者たちの抹殺が目的だったなら、毎ラウンド放火していけば良かったのでしょうけど。

ようやく出てきた獣型モンスターで生体サンプルを集めつつ、思い切って目的カードを公開しました。
このまま続けても、ジリ貧にしかならないとの判断です。
妨害らしい妨害もなく、順調にカードを集めていた探索者側には寝耳に水。
しかも探索者側の勝利を満たす要素が、まだゲーム中に登場していない状況です。
(該当のイベントカードが公開されるには、まだまだ時間がかかる)
迅速な展開が仇となって返ってきた形です。

単に脅威トークンを増やすために、生体サンプルを集めてるだけ。
その思い込みは半分正しく、半分間違っていました。
その半分の間違いが、実は自らを追い込んでしまっていたのです。
生体サンプルを持った獣方モンスターを殺せなければ、探索者たちは敗色濃厚です。

目立たぬよう配置しておいた暗闇トークンと、徐々に移動させてたゾンビたち。
特に意識してたわけでもなく、気が付けば実は勝ちの目が整っていました。
そして、獣型モンスターを扉の閉じた部屋に逃げ込ませます。
通常であれば、この時点でほぼマスター側の勝ちなのですが、不安材料が2つありました。

1.逃げ込んだ部屋の扉が、筋力判定で開いてしまうこと
2.獣型モンスターがダメージを負っていること

探索者が扉をこじ開けてしまえば、獣型モンスターは生き残れないでしょう。
後は確固撃破で時間を稼いで、勝利に必要なモンスターの出現を待ち、総力戦で探索者たちの圧倒的大勝利!
……マスターにとっては、最悪の展開です。

筋力判定の成否が運命を分ける。
勝つのはどっちだ!?


参照リンク:
『狂気の館』 狂気トラウマの謎
『狂気の館』 抑えがたい衝動

第1回『狂気の館』ゲーム会
第2回『狂気の館』ゲーム会

『狂気の館』早見表(FAQ入り)、公開記事
『狂気の館』 画像入りで判りやすい紹介記事

狂気の館 新拡張 『恐怖の家』
『狂気の館』日本語版 拡張3種、予約ページ@あみあみ
といず広場 『狂気の館』拡張3種 予約ページ

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posted by okanenainde at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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