すると、アークライトの完全日本語版の説明書と、本家FFG版説明書とでは、は明らかに違っている部分を発見。
狂気状態および狂気トラウマに関するルールです。
アークライト版の書き方だと、正気度が「0」になった探索者は、単に狂気状態として扱われるだけ。
(初めて読んだときに「狂気状態になったから……何なの?」と首を捻った覚えアリ)
ですが、FFG版の英文説明書24ページ目には、以下のようにあります。
The keeper may play insanity Trauma cards on an insane investigator as a keeper action (see page 25).
マスターは狂気状態の探索者に対し、マスターアクションとして狂気トラウマカードを1枚使用できます(25ページ参照)。
そして25ページ目のトラウマカードの説明には、以下の一文。
The only exception to this restriction is if an investigator has zero sanity, in which case the keeper may play one insanity Trauma card on the investigator as a keeper action (once per turn per insane investigator).
この制約の唯一の例外は、正気度が0の探索者がいる場合です。マスターは狂気トラウマカード1枚を、マスターアクションとして、その探索者に使用できます(各ターン、狂気状態の探索者それぞれに1回)。
……おいおい、これってすっごーく重要なルールじゃないか。
アークライト版では、24・25ページ目の両方で、この「狂気状態の探索者に対する特別ルール」がありません。
(そのせいで、24ページ目の説明が「狂気状態の探索者にしか、狂気トラウマカードを使えない」ように読めてしまう)
ただ、25ページ目を見ると「トラウマカードは、探索者がダメージまたは恐怖を受けた直後にしかプレイできません(ただし、後述する例外が1つだけあります)。」とあります。
この例外、実際には日本語説明書のどこにも後述されてないんですけどね。
きっと何らかの事情で抜け落ちてしまったのでしょう。
完全日本語版を動かす前に、この例外を採用するかどうかを、参加者全員で決めるのが良いかもしれません。
今まで遊んだ経験から言えば、採用すると探索者不利なゲームバランスに、拍車をかける事になるでしょうが。
参照リンク:
『狂気の館』 抑えがたい衝動
第1回『狂気の館』ゲーム会
第2回『狂気の館』ゲーム会
第3回『狂気の館』ゲーム会
『狂気の館』早見表(FAQ入り)、公開記事
『狂気の館』 画像入りで判りやすい紹介記事
狂気の館 新拡張 『恐怖の家』
『狂気の館』日本語版 拡張3種、予約ページ@あみあみ
といず広場 『狂気の館』拡張3種 予約ページ
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