2012年04月26日

『狂気の館』 抑えがたい衝動

今日も『マンション・オブ・マッドネス』FFG版とアークライト版の、ルールの違いについて。

マスターアクションの1つ「抑えがたい衝動」は強力なカードです。
必要な脅威トークンは2と高いものの、選んだ探索者1人をマスターが(制限付きとは言え)操れてしまうのですから。

強力なあまり、FFGは効果を改定しているほどです。
当初は脅威トークンを支払える限り、何度でも使用できました。
そのせいで壊滅的な展開が、しばしば発生したと言います。

FFG公式の最新FAQでは以下のように書かれています。
Uncontrollable Urges Keeper Action Card: This card may only be used once per investigator per turn.
抑えがたい衝動 マスターアクションカード:このカードは、ターンごとに探索者それぞれに1回だけ使える。
探索者が4人いたら、それぞれに1回ずつの計4回、効果を使えるわけですね。

一方、アークライト版はどうなっているのでしょうか?
アクション:探索者1人を選びます。
(中略)
このカードは、1手番に1回しか使えません。

こちらの書き方だと、探索者が何人いようが使えるのは「1ターンに1回だけ」になります。

investigatorの前にある「per」を見落としたのでしょうか。
あるいはアークライト独自のルール改定なのかもしれません。
先行しているだけで、将来的にFFGのFAQがアークライト版と同じになる可能性も、もちろんありますね。

いずれにせよアークライト版はFFG版と比べて、探索者有利なルールになっています。
昨日の記事で書いた「狂気状態の探索者に対する例外」も抜け落ちていますから。

参照リンク:
『狂気の館』 狂気トラウマの謎

第1回『狂気の館』ゲーム会
第2回『狂気の館』ゲーム会
第3回『狂気の館』ゲーム会

『狂気の館』早見表(FAQ入り)、公開記事
『狂気の館』 画像入りで判りやすい紹介記事

狂気の館 新拡張 『恐怖の家』
『狂気の館』日本語版 拡張3種、予約ページ@あみあみ
といず広場 『狂気の館』拡張3種 予約ページ

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posted by okanenainde at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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