2013年10月17日

『放課後さいころ倶楽部』 第13話と第14話 読みました



月刊少年サンデー(ゲッサン)2013年11月号を買いました。
今号の『放課後さいころ倶楽部』も2話掲載です。

第13話は107ページ目から始まります。
幼いころにイジメられていた夢をみたせいで泣きながら目覚める地味子。
直後に入浴シーンがあったりと、今回は美姫の主役属性を強化する回のようです。

場面が切り替わると3人娘が制服姿で、リビングのソファに腰掛けながら会話。
綾の姉が出てくるところを見ると、放課後に綾の家に集まったのでしょう。
そして今回も新キャラが登場しますよ。

「ツッパリ」なんていう古い言い方がピッタリくる不良っぽい姉ちゃん・マキです。
いちいち古臭い表現の漫画と捉えるか、一目でそれと理解できる見せ方をしたと捉えるか……
なんにせよ、マキのジャケットにあしらわれた髑髏と薔薇が、ゲーマー向けのくすぐりポイントですね。




続く第14話は120ページ目から開始。
今回のボードゲームは『ダイヤモンド』のリメイク版です。

マキ「ガマンして進むかビビって帰るか・・・要はこのゲーム、チキンレースや!!」

本来の性格が性格なので強気に攻められない美姫。
夢に出たせいでイジメを受けた過去を思い出し、いつも以上にオドオドしています。
そんな美姫の様子を見たマキにも、イジメられっ子だったのを見透かされる始末。

……でも、それは昔の話。
そう、今の美姫には心強い友達がいるのですから。
逃げてばかりじゃいけない、変わらなきゃいけない。
美姫の己自身と戦う心情と、今回のボードシステムを上手く重ね合わせ、見事な友情物語に仕上がっていますね。

リメイク版で追加された「アーティファクト」は説明すら出てきませんでした。
アーティファクトは、他人を出し抜いて一人だけ逃げ出せた者が独り占めする要素です。
今まで逃げ続けてきた「美姫の成長物語」でもある今回の話には不要と判断したのでしょう。
何を入れるかではなく、何を削るかの見極めが素晴らしい、そう思える回でした。


ちなみに、今号で取り上げたボードゲームのルール&プレイ動画はこちらからどうぞ。

参照リンク:
『放課後さいころ倶楽部』 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第2話と第3話 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第4話と第5話 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第6話と第7話 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第8話と第9話 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第10話 読みました
『放課後さいころ倶楽部』 第11話と第12話 読みました

『放課後さいころ倶楽部』 第1巻は2013年9月の予定
『放課後さいころ倶楽部 第1巻』 アマゾンで予約開始
『放課後さいころ倶楽部』 作者インタビュー (コミックナタリー)
『放課後さいころ倶楽部 第1巻』 紹介記事 (アキバBlog)

『ハクメイとミコチ 第1巻』にボードゲーム

『ボドゲde遊ぶよ!!』 読みました
ボドゲde遊ぶよ!! phase2
ボドゲde遊ぶよ!! phase3
ボードゲーム漫画 『丑三つ時にボドゲ会』 無料公開中

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posted by okanenainde at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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