2014年02月08日

この町は俺たち2-4人にゃ狭すぎる



追記:
日本語版『この町は2-4人のボクらにも狭すぎる』がアークライト経由で国内発売されるそうです。



TMGのタイル配置系マイクロゲーム。

ThisTownAin'tBigEnoughForThe2-4OfUs_logo.jpg

本日は、キックスターターの『This Town Ain't Big Enough for the 2-4 of Us!』を紹介。
テイスティ・ミンストレル・ゲームズ(TMG)が出す新しいマイクロゲームですよ。
マイクロゲームとは、ルールも内容物も値段も小さく抑えたゲームを言います。
以前、当ブログで記事にした『コインエイジ』や『ウォレット・バトルズ』がそうでした。

さて、今回のゲームも印刷して切り抜けば遊べる簡易版データがBGGで公開中です。
ゲームのルールも書いてたんで妙訳にしてみました。
分かりにくいとは思いますが、製品版と簡易版の画像を混ぜて使っています。
質問掲示板にあったルールについての質問と公式回答を最後に補足してあります。



ThisTownAin'tBigEnoughForThe2-4OfUs_StartTile.png

スタートタイルをテーブル中央に置きます。
訳注: 簡易版は1ページ目、左上のタイル)
各プレイヤーはスタートタイルに描かれている4色から自分のマークを1つ選びます。
2-3人で遊ぶ場合、選ばなかったマークはNPC扱いです。
残りのタイルを裏向きで良く混ぜ、積み重ねて山にしてください。

適当にスタートプレイヤーを決めましょう。
ゲームはスタートプレイヤーから始めて、時計回りの順に手番を行っていきます。
自分の手番になったら、山からタイルを1枚めくります。
そして、既にテーブル上にあるタイルと辺で接するように配置するのです。
タイルを置いて、柵で完全に囲われた「区画が完成」したら、即座に以下の流れで得点計算をします。
各プレイヤーの勝利点は紙に書いて記録してください。

1.
完成した区画の中にあるマークの多さで、第1位から第4位までの順位を決めます。
ただしマークが1つもないプレイヤーは順位に入りません。
もしマークの数が同じプレイヤーが2人以上いるなら、その全員が同じ順位になります。

2.
各プレイヤーは、1つ下の順位のマークの数と同じだけの勝利点を受け取ります。

3.
ただし最下位のプレイヤーは0点です。

ThisTownAin'tBigEnoughForThe2-4OfUs_scoring.png
【得点計算の例】

第1位: 青 4つ
第2位: 赤と緑 2つずつ
第3位: 黄 1つ
訳注: 第2位が2人いますが、その次は第4位ではなく「第3位」になります)

第1位の青プレイヤーは2勝利点を受け取ります。
なぜなら1つ下の順位、すなわち第2位のマークが囲いの中に「2つ」だからです。
訳注: 第2位が2人いますが、得点は2倍になりません

第2位の赤プレイヤーと緑プレイヤーは、どちらも「1勝利点」を獲得。
1つ下の第3位のマークが「1つ」ありますからね。
黄プレイヤーは最下位なので「0点」です。

ThisTownAin'tBigEnoughForThe2-4OfUs_tiles.png

完成した区画の中に「銀の延べ棒」が1つ以上あれば、手番プレイヤーはテーブル上のタイル1枚を選んで再配置できます。
訳注: 銀の延べ棒がいくつあろうと再配置できるタイルは1枚だけ)
ただし、完成した=柵で完全に覆われている区画のタイルは選べません。
一度完成した区画の分割はできないのです。
タイルの再配置で新しい区画が完成したら、上記の通りに得点計算を行います。

得点計算とタイルの再配置が終わったら、手番を次のプレイヤーに移しましょう。
全てのタイルを置いたらゲーム終了、もっとも勝利点を稼いだプレイヤーの勝利です。
訳注: 条件を満たしていれば、最後のタイルでも得点計算とタイルの再配置をするのでしょう)
同点の際は、完成した中で最もマークの合計数が多い区画を見てください。
その区画で第1位のプレイヤーが勝利します。


問1: 2-3人戦で得点計算をする場合、NPCは順位に入りますか?
答1: はい。NPCのマークも数えて順位を決めてください。

問2: 完成させた町に銀の延べ棒がありました。再配置したタイルで新しい街が完成。その町に銀の延べ棒があったら、またタイルの再配置はできますか?
答2: はい。完成した町に銀の延べ棒がある限り、何度でも続けてタイルを再配置できます。

問3: 完成した町にマークが1種類しかなかったら?
答3: その町からの勝利点は誰にも入りません。

問4: 他のタイルと繋がらないような再配置はできますか?
答4: いいえ。「辺で接する」通常の配置ルールを守る必要があります。

問5: スタートタイルを再配置できますか?
答5: いいえ。テストプレイだと一度も起こらなかったのでルールには書かなかったのですが、スタートタイルを動かしてはいけません。

問6: (同点で勝者を決める場合に)マークの合計数が最も多い町で、第1位が2人以上いたら? マークの合計数が最も多い町が2つ以上あったら?
答6: どちらの場合も「引き分け」で良いでしょう。煩雑な気はしますが、もし勝ち負けをハッキリさせたければ、引き分けたプレイヤーのうち「次に大きな町」で上位の方を勝ちにしても構いません。




今回のゲームは題名がマイクロとは程遠いですが、実はこれ『This Town Ain't Big Enough for Both of Us』という曲名をモジったもの。
(Sparksのアルバム『Kimono My House』に収録)
邦題は『ディス・タウン』と、やたらめったら短くて両極端にも程がある。





参照リンク:
『ロール・スルー・ジ・エイジ:鉄器時代』 キックスターターで目標達成
『コインエイジ』 11日間限定のキックスターター
『ウォレット・バトルズ』ってコインエイジっぽいよね
バーグー 濃い味つけをした肉と野菜のシチュー


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posted by okanenainde at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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