『ペアーズ』 チーパスゲームズのカードゲーム

追記：テンデイズゲームズが『ペアーズ 日本語版』を発売。

5月を目前にして、「ペアーズ日本語版」の公式サイトをオープンいたしました。購入リンクやルールなど、徐々に追加、公開していきたいと思います。よろしくお願いします。 https://t.co/IzGrQVDgif

— タナカ　マコト (@tanakama) 2016年4月30日

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危険を覚悟でカードを引くか、あえて得点を確定させるか。


Pairと発音が同じ「Pear（西洋ナシ）」を描いたロゴ。

本日はキックスターターで資金集めに成功した『Pairs: A New Classic Pub Game』を紹介します。
チーパスゲームズによる「対応人数2-8人、プレイ時間5分」の簡単なカードゲームですよ。

専用のカード55枚を使います。
1-10の数字が書いてあり1は1枚、2は2枚、3は3枚……10は10枚のカード構成。
実のところ製品を買わなくてもトランプ3組を用意すれば遊べるという。
もしくは『ピラミッドカードゲーム』や『凄トランプ 超大富豪』が手元にあれば代用がききます。

【ゲームの目的】
なるべく点数を取らないようにしましょう。
規定の点数になってしまったプレイヤーの1人負けでゲームが終わります。

• 2人： 31点
• 3人： 21点
• 4人： 16点
• 5人： 13点
• 6人以上： 11点

（60をプレイ人数で割った数値に+1）

【準備】
カードを良く切って、裏向きのまま5枚を捨て札にします。
これはカードの回転を早めるためと、おそらくはカウンティングを不確かにするために行うのでしょう。
各プレイヤーの前にカードを1枚ずつ、表向けで配ってください。
カードの数字が最も低いプレイヤーから手番を始めます。

2人以上が最小の数字だった場合は、それらのプレイヤーに追加で1枚ずつ表向きでカードを配ります。
既に配られているのと同じ数字のカードが出たら、捨て札にして新しい1枚を配り直します。
単独で最小のプレイヤーが決まるまで、追加のカードを配り続けてください。
同じ数字が続けば続くほど、他のプレイヤーよりカードの枚数が多くなるわけですね。


『ペアーズ』専用カードの一部。

【手番がきたら】
2つの選択肢のうち、どちらか1つを選んでください。

• ヒット（カードを1枚引く）
• フォールド（得点を確定させる）

　ヒット：
　山札の一番上のカードを引いて、手番プレイヤーの前に表向きで置きます。
　既に配られているのと同じ数字のカードを引いた（ペアができた）でしょうか？
　はい - 残念、失敗しました。たった今引いたカードを点数として、表向きのまま受け取りましょう。カードの数字＝点数です。
　いいえ - 上手くやれました。手番が左隣りのプレイヤーに移ります。

　フォールド：
　全プレイヤーに配られた中で最も数字の低いカード1枚を受け取ってください。
　（点数として受け取っているカードは含みません）
　カードの数字がそのまま点数になります。
　ヒットして大量得点の危険を冒すよりは、見えている小さな点数を取って、とりあえず負けを確定させる選択肢ですね。

こうして手番を順番に行い、誰か1人がペアを作ってしまうかフォールドするまで続けます。

【誰かが点数を受け取ったら】
点数として受け取ったカード以外は、全て裏向きで捨て札にします。
「ゲームの準備」に戻って同じことを繰り返します。

【山札が切れたら】
捨て札を切り直して新しい山札を作ってください。
上から5枚を裏向きのまま捨て札にするのを忘れないように。

【カットカード】

予備のカードがあるなら「カットカード」として山札の一番下にあてがいましょう。
底のカードが見えるのを防いでくれます。
また、山札を切り直す際に手番プレイヤーに渡しておけば、どこで中断したのかを忘れる心配もありません。

【ゲーム終了】
いずれかのプレイヤーが規定の点数に達したらゲームが終わります。
そのプレイヤーの1人負けです。

【選択ルール】
罰ゲーム：
1人負けしたプレイヤーには罰ゲームが待っています。
皆に一杯おごる、ダンスを踊る、一曲披露するなどなど。

ギャンブル：
ゲームの結果に応じてポイントを得たり失ったりします。
さらに選択ルールがあるので、どれを採用するのかを決めましょう。

　定額： 1人負けしたプレイヤーは全員に1ポイントずつ支払います。

　上下： 1人負けしたプレイヤーは勝利プレイヤーに1ポイントを支払います。勝利プレイヤーとは点数が最も低かったプレイヤーです。勝利プレイヤーが2人以上いれば、その全員に1ポイントずつ支払います。

　変動： 1人負けしたプレイヤーは自分の点数と同じだけのポイントを勝利プレイヤーに支払います。例えば最終的な点数が17、10、8、7、2だったなら、17点のプレイヤーが2点のプレイヤーに17ポイントを支払うのですね。勝利プレイヤーが2人以上いた場合は支払いのポイントを頭割り、余りは供託にして次のゲームが終わった際の支払いに加えるのです。

参照リンク：
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