『デッドマンズドロー』 カードゲーム版 キックスターターで資金調達中

特殊効果が派手に飛び交う坊主めくり。



現在、キックスターターで『Dead Man's Draw』の出資者をメイデイ・ゲームズが募っています。
メイデイといえば『ゲット・ビット！』や『ゾンビに食われる！』など軽めのゲームを出しているメーカーですよ。
しかし、どちらかと言えばゲームよりも、カードスリーブや『アグリコラ』専用の木製コマの方が有名でしょうか。

今回紹介する『デッドマンズドロー』はiOS用の無料アプリとして配信されているカードゲーム。
iOS版は1-2人用でしたが、カードゲーム版は2-4人用になっています。
（カードゲーム版を2つ買えば最大8人まで一緒に遊べます）
対応人数が増えてもプレイ時間は10-15分と短いままのは魅力ですね。


Dead Man's Draw - iTunes
無料（アプリ内課金あり）

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ゲームの内容はクニツィアのカードゲーム『ノミのサーカス／なつのたからもの』に似ています。
手番になったら山札を1枚ずつめくり、同じ種類のカードが出たらバースト。
バーストする前に止めれば、めくったカードが全て自分のものになるのです。

『ノミのサーカス／なつのおもいで』と大きく違うのは、カードの全てに特殊効果がある点。
刀剣で大砲を選び、その大砲でさらに敵のカードを吹き飛ばして……と、派手な展開が起こりやすく一発逆転も夢ではありません。
ではカードゲーム版の略奪品カードを見ていきましょう。


大砲： 他プレイヤー1人が手に入れたカードから1種類を選び、一番上の（最も数値の大きい）カード1枚を捨て札にする。
神託： 山札の一番上のカードを表向きにする。つまり、次の1枚を見てから山札を引くかどうか選べる。


鍵と宝箱： 鍵と宝箱を両方とも手に入れた場合、場に並んだのと同じ枚数のカードを、捨て札からランダムで追加する。要するに受け取るカードの枚数が2倍になる。


怪物： 場にカードが2枚加わるまで手番を終了できない。つまり、強制的にカードを2枚引かねばならない。
刀剣： 他プレイヤー1人の手元にあるカードから1種類を選び、一番上の（最も数値の大きい）カード1枚を場に並べ、カードの効果を発動（あるいはバースト）する。ただし既に自分の手元にある種類のカードは選べない。


地図： 捨て札をシャッフル、ランダムに引いた3枚から1枚を選んで場に並べ、カードの効果を発動（あるいはバースト）する。捨て札が3枚未満なら今ある全ての捨て札から1枚を選ぶ。
人魚： 特殊効果なし。その代わり他のカードよりも数値（勝利点）が高い。


錨： バーストした場合でも、錨より前に引いたカードは全て自分のものになる。
鉤： 自分の手元にあるカードから1種類を選び、一番上の（最も数値の大きい）カード1枚を場に並べ、カードの効果を発動（あるいはバースト）する。

一部のカード効果がiOS版とカードゲーム版で違ってますね。
iOS版だと刀剣／地図／鍵をめくっても、既に場に並んでいる種類のカードを選べないので、絶対にバーストしませんでした。
しかし上に書いたカードゲーム版だと、バーストする場合でも条件に会うカードがあるなら必ず選ぶ必要があります。




iOS版では課金アイテムだった「特性（Trait）」もカードゲーム版に入っています。
全部で17種類あって、特定のカード効果を強くしてくれるんですよ。
ゲームの準備で各プレイヤーにランダムで2枚ずつ配ります。
受け取った2枚から1枚を選んで一斉に公開、そのゲーム中に有効な特性が決まります。

• 他プレイヤーが怪物をめくったら、2枚ではなく4枚カードを追加させる
• 大砲で選んだ種類のカードを、一番上だけでなく全て捨て札にする
• 山札の上から3枚のカードを公開する
• 人魚の数値が+5になる
• 鍵と宝箱の効果が2倍ではなく3倍になる
• ランダムに引いた3枚ではなく、捨て札から好きに選んだ1枚を場に並べる

などなど、自分が有利になったり他プレイヤーを妨害したりと様々な特性があって、さらにダイナミックな展開になるでしょう。