2014年08月18日

『シフティー・パートナーズ』 4-7人用のチーム戦トリックテイキング

ShiftyPartners_logo.jpg

BGGで公開中の『Shifty Partners』を紹介します。
4-7人で遊ぶチーム戦のトリックテイキングですよ。
切り札はサイコロでランダムに決まり、1ゲームごとに相方が変わります。
チーム戦ではありますが、他のプレイヤーよりも高い勝利点を稼いで優勝するのがゲームの目的です。



【ゲームの目的】
1回のゲームには4トリックを行います。
プレイ人数と同じ回数のハンド(ゲームの区切り)を行って、最も勝利点の高いプレイヤーが勝利します。

【必要なもの】
  • 通常のトランプ 1組
  • 通常のサイコロ(6面) 1コ
  • 親と相方を示すためのマーカー 3コ
  • 切り札表示カード 6枚
切り札表示カードの内訳は「スペード、ハート、ダイア、クラブ、切り札なし、1st Ace」の6種類です。
BGGで公開中のファイルを印刷するか、面倒なら手書きでも良いでしょう。

【使うカード】
プレイ人数によって使うカードが変わります。
  • 4人戦 - 各スートのA、K、Q、J、10と2 (計24枚)
  • 5人戦 - 各スートのAから8と2 (計32枚)
  • 6人戦 - 各スートのAから6と2 (計40枚)
  • 7人戦 - 各スートのAから5と2 (計44枚)
カードの強弱は以下の通り。
(強) A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 2 (弱)

【ゲームの準備】
適当な方法で親を決めてください。
親は各プレイヤーに手札としてカードを裏向きで4枚ずつ配ります。
次に5枚目のカードを各プレイヤーの前に表向きで配ります。
1回のハンド中、5枚目のカードは表向きのままですが、あくまで手札の一部として扱います。

カードの一部は配られないままです。
誰も中身を見ず、裏向きのまま脇に置いておきましょう。
次のハンドになったら、脇に置いたカードを含む全てのカードを集めてシャッフルします。

【相方を決める】
ハンドごとに2つチームが戦います。
親をプレイヤー1として、時計回りの順にプレイヤー2、プレイヤー3……とします。
  • 4人戦 - プレイヤー1と4 vs プレイヤー2と3
  • 5人戦 - プレイヤー1と5 vs プレイヤー2と3と4
  • 6人戦 - プレイヤー1と3と6 vs プレイヤー2と4と5
  • 7人戦 - プレイヤー1と4と7 vs プレイヤー2と3と5と6
プレイ人数に関係なく親は必ず右隣りのプレイヤーとチームを組むのですね。
親と相方はマーカーを1コずつ受け取って同じチームなのを示します。
1ハンドが終わったらマーカーを左隣りのプレイヤーに渡し、チームが入れ替わります。

ShiftyPartners_sample.jpg
訳注:
この画像では2チーム分のマーカーを用意していて分かりやすい。
おそらく大きな赤いマーカーが親を示しているのだろう。


【切り札】
各ゲームの始めに、親の右隣りのプレイヤーがサイコロを振って、今回の切り札を決めます。
  1. スペード
  2. ハート
  3. ダイア
  4. クラブ
  5. 切り札なし
  6. 1st Ace
出目が1-4の場合、対応するの切り札表示カードを表向けにして、全てのプレイヤーが見える所に置いてください。
「切り札なし」を含めて、最初に決まった切り札はハンド中に変化しません(ただし「1st Ace」を除く)。
1st Ace:
ハンド開始時には切り札なしです。
最初に出た「A」のスートが、次のトリックから切り札になります。

【ゲーム開始】
親がスタートプレイヤーになり、時計回りに手番が移っていきます。
親は手札のカードを1枚選んだら表向きで自分の前に出します。
以降のプレイヤーは手札から、親が出したのと同じスートのカードを1枚ずつ、表向きで自分の前に出します。
同じスートのカードがなければ何でも良いので1枚出します。
親が出したのでない限り、切り札を出すかどうかは任意であって義務ではありません

5枚目として配られた表向きのカードも手札の一部です。
親が最初の1枚としても出しても構いません。
親が出したのと同じスートが5枚目のカードだけなら、必ず5枚目のカードを出してください。

【各トリックの終わり】
全てのプレイヤーがカードを1枚ずつ出したら、誰がトリックを取るかを以下の順に判定します。
  1. 切り札の中で最も強いカードを出したプレイヤー
  2. 切り札が出ていなければ、親が出したスートの中で最も強いカードを出したプレイヤー
がトリックを取ります。

【第4トリックの終わり】
4回目のトリックが終わったら得点計算です。
ハンドの始めに配られた手札5枚のうち1枚は、未使用のまま得点計算にも加えず捨て札にします。

【得点計算】
勝利点をチームごとに計算していきましょう。
各チームのプレイヤー全員が同じだけの勝利点を受け取ります。
プレイヤーごとに勝利点の合計を記録してください。
  • 勝ったトリック1回につき1勝利点
  • 勝ったトリックに含まれる「Q」1枚につき1勝利点
  • 勝ったトリックに含まれる「2」1枚につき1勝利点
取ったカードが切り札かどうかは勝利点に関係ありません
例:
4人戦の第1ハンドです。
親(プレイヤーA)とプレイヤーDのチームと、プレイヤーBとCのチームが戦います。

プレイヤーA: 2トリックと得点カード(「Q」と「2」)0枚で2勝利点。
プレイヤーB: 1トリックと得点カード2枚で3勝利点。
プレイヤーC: 0トリックで0勝利点。
プレイヤーD: 1トリックと得点カード1枚で2勝利点。

親チームの各プレイヤーは2+2=4勝利点、相手チームの各プレイヤーは3+0=3勝利点を獲得しました。
マーカーを左隣りに回すので、次のハンドではプレイヤーB(親)とAのチームと、プレイヤーCとDのチームで戦います。

【ゲームの終了】
プレイ人数と同じ回数のハンドを行ったら(つまり全プレイヤーが1回ずつ親になったら)ゲームが終わります。
最も勝利点が高いプレイヤーの勝ち、同点の場合は勝利を分かち合います。



参照リンク:
黒死病と秘密の逢引
『トリプルクラウン』 4人専用のトリックテイキング
『ダイアモンド』 ストロングホールド・ゲームズ 新作トリックテイキング
『レッド』 無料公開中のカードゲーム


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posted by okanenainde at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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