2015年05月17日

『イカロス/イカルス』 クニツィア新作

イーカロス - Wikipedia

ダイダロスとイーカロスの親子はミーノース王の不興を買い、迷宮(あるいは塔)に幽閉されてしまう。彼らは蝋で鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出したが、イーカロスは父の警告を忘れ高く飛びすぎて、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。

Icarus_box.jpg

BGGに『Icarus』が登録されました。
クニツィアの新作でヴィクトリー・ポイント・ゲームズ(VPG)から2015年に発売予定。
『Liar's Poker』のシステムを元にした3-7人用のブラフゲームです。

『Liar's Poker』とは何ぞや?
調べてみると『ライアーズ・ポーカー』という書籍が引っかかりました。
ウォール街の内情を綴ったノンフィクションで、第1章「うそつきポーカー」に書いてあるゲームのようです。
手元に本がないので正確さには欠けますが、おおまかな流れは以下の通り。


プレイヤーたちは1ドル札を1枚ずつ胸ポケットに入れます。
スタートプレイヤーは、例えば「1が4つ」のように数字を宣言します。
ここで言う数字は全員の1ドル札に書かれた通し番号です。

次のプレイヤーは、直前にされた宣言に対して「ダウト」か「競り上げ」かを選びます。
ダウトの場合は全ての1ドル札を公開して宣言が正しいかどうかを確認しましょう。
先の例は「1が4つ」なので、全員の通し番号に1が4つ以上あるかどうかを調べるのです。
1が4つ以上あればダウトをしたプレイヤーの負け、4つ未満なら宣言したプレイヤーの負け。

競り上げる場合は「個数を増やす」か「数値を上げる」かして宣言します。
「1が4つ」を競り上げるなら「1が6つ(個数を増やす)」か「2が4つ(数値を上げる)」のようになります。
もちろん「5が5つ」みたく両方一度に競り上げても構いません。

こうして順番に競り上げかダウトかを行っていきます。
負けたプレイヤーは脱落、最後まで残った1人が勝って皆の1ドル札を総取り、だったかな?



……サイコロを使わない『ブラフ』って言えば、当ブログの読者には通じましたよね、これ。
まあ、ナンバープレート(に見立てたカード)を使う『アーカンサス・ブラフ』の方が近いんですが。


『ブラフ』

さて今回の『Icarus』ですが、競り上げでイカロスがどこまで高く飛べるかを表しているようです。
まだルールの具体的な説明がないのですけど、今の時代に出すわけで何かしらの工夫はしてくるでしょう。
VPG製品は国内の流通量が少ないものの、クニツィア新作ですから一定数は入ってくるはず(希望的観測)。


ラベル:ボードゲーム
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posted by okanenainde at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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