2015年06月24日

『テミスト』 オセロがあれば遊べる新しい五目並べ

テミスト (衛星) - Wikipedia
テミスト(英語:Themisto、確定番号:Jupiter XVIII)は、木星の衛星の1つ。
2002年には、この衛星はギリシャ神話のゼウスの愛人であるテミストの名前が公式に付けられた。


Themisto.jpg
初期配置

今日はBGGから『Themisto』を紹介します。
(以前は太極図を意味する『Taijitsu』と言うタイトルだったようです)

太極図 - ウィキペディア

BGGのリンク先を見ると『チェッカーボード』を使うと書いています。
しかしボードのマス目が 8×8 であれば良く、別に市松模様でなくても問題ありません。
早い話『オセロ(リバーシ)』が一式あれば遊べてしまうのですね。



【目的】
黒または白で五目を作れば勝ちです。
訳注:オセロや囲碁などとは違い、プレイヤーに固有の色はありません)

【必要なもの】
マス目が 8×8 のチェッカーボード
リバーシ/オセロの石(ディスク)28個

【準備(初期配置)】
石28個を、黒と白が交互になるよう、ボードの外周マスに置きます。

【ゲームの流れ】
スタートプレイヤーを適当に決めて、交互に手番を行っていきます。
手番がきたら以下の2つから1つを選んで行います(パスはありません)。

移動1.
黒であれ白であれボード上の石1個を動かします。
石は縦・横・斜めに好きなだけ動かせますが、他の石と同じマスに入ったり飛び越えたりは出来ません。
移動先のマスに石を裏返して置きます。
移動先のマスには他の石が1個以上、縦・横・斜めのいずれかで隣接している必要があります。
(訳注:石は常に必ず、他の石と隣接しているのです)

移動2.
同じ色の三目もしくは四目から石1個を動かします。
(移動1.のルールに従ってください)
ただし、これを選んだプレイヤーは次の手番を失います。

移動1.か移動2.を行った後、その手番で動かした石を利用して Custodian Capture(カストディアン・キャプチャー) を行えます。
カストディアン・キャプチャーはボードゲームの専門用語でして、オセロ/リバーシのように「挟んだ石を全て裏返すこと」を指します。
訳注:挟み将棋のように「挟んだ石を全てボード上から取り除く」ゲームもありますが)

【手番の一例】
Themisto_sample1.jpg

Themisto_sample2.jpg
先手プレイヤーが右上の白石を移動1.で2マス下に動かします。
移動先には他の石が隣接しています。
白石を黒石に裏返して移動先の空きマスへ置きました。

Themisto_sample3.jpg
相手のミスに気づいた後手プレイヤーは移動1.で、下にあった白石を左上へと動かします。

Themisto_sample4.jpg
後手プレイヤーは移動1.の後にカストディアン・キャプチャーを行います。
横に並んだ白い三目の両端を黒石で挟んだからです。
これで白い三目が全て裏返り、黒の五目が完成しました。

【禁じ手】
直前の手番に行われた移動を元に戻してはいけません。

【ゲーム終了】
先手プレイヤーは白であれ黒であれ、立て・横・斜めのいずれかで五目を作れば勝ちです。
後手プレイヤーは五目以上を作れば勝ちです。
訳注:おそらくは先手が有利なため、五目に限定しているのでしょう)



参照リンク:
『とんがり帽子』 カード18枚だけのトリックテイキング
『カトマンズ』 2人専用のセットコレクション
ジン・マミー (Gin Mummy)
『スーパートランプ』 2人専用トリックテイキング
『カニングフォーク』 カード9枚のマイクロゲーム
『クラミ』 iOS版とAndroid版アプリ 配信開始
『アッティラ』 ブルーノ・フェイドゥッティ新作
『イカロス/イカルス』 クニツィア新作

『インディアン・チーフ』ルール
『インディアン・チーフ』FAQ
インディアン・チーフ選択ルール『世界の七不思議:軍事』


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