種族パック2 （『カヴェルナ：洞窟の農夫たち』ファン拡張）: Seesaa お金ないんでルール読んで妄想遊戯

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2016年09月08日

種族パック2 （『カヴェルナ：洞窟の農夫たち』ファン拡張）

追記：
種族パック1はこちら、種族パック3はこちら、ランダムセレクト＆個人目標はこちら。

昨日のパック1に続いて、今日は『Fan expansion: Race packs』から、パック2の6種族を紹介します。
訳語は『カヴェルナ：洞窟の農夫たち日本語版』のルールブックを元に、かなりの置き換えをしました。

種族のデータをそれぞれ印刷します（作者はA5サイズを推奨）。
ゲーム開始前に各プレイヤーは種族を1つ選んで取ります。
ただし既に取られた種族は選べません。

カヴェルナ：種族パック2
（原文の表記に曖昧な部分が多々あるため、以下のルール解釈を間違っている可能性があります）

Elves （エルフ）
森の住人： エルフは森林での農耕や畜産に長けており、ツリーハウスの建築にも精通しています。エルフは森林の何も置いていないスペースを、草原・畑・広間であるかのように使えます。タイルの置かれた森林スペースと連続している必要があります。
（訳注：この能力を使ったスペースが2つ以上連続するのは禁止で、間にタイルを挟む必要がある、という意味でしょう）

魔法の作物： エルフは野菜と同じ方法で、ルビーの種まきと収穫ができます（ルビーの種まきはルビー1を空いた畑に置き、共通のストックからルビー1を加えます。収穫の畑フェイズが来る度に、畑からルビー1を取ります）。種まきのアクション1回で、小麦2までと野菜2まで、そしてルビー2までを全て植えることができます。

陽の光を愛する者： エルフは地下にいるのを酷く嫌がります。苦難の時期には洞窟の中で暮らす羽目に陥るかもしれませんが、それでも地中深く掘り進めたりはしないでしょう。エルフは洞窟工事と坑道工事を行えません（ただし、それらのアクションを選んだ際に、累積している石材は取れます）。しかしながら、通りすがりのドワーフたちに助けてもらうためには喜んで対価を払います。つまりルビーを使ったり、探索を実行することで広間や坑道を作れるのです。
（訳注：エルフが山地スペースに広間や坑道を置くためには「ルビーで坑道を購入する」または「探索の戦利品として坑道や広間を置く」を選ぶしかありません。また、ドワーフに対して実際に何かを渡すわけではなく、通常のコストを共通のストックに支払うことを、単にフレーバーテキストで表現しただけだと思われます）

自然を守る者： ゲーム終了時、エルフは何も置いていない森林および山地のスペースによる失点（マイナスポイント）を受けません。

Dark Elves （ダークエルフ）
ペット狩り： ダークエルフは戦力12の「探索の戦利品」に1つ選択肢が増えます。木材2と石材1を支払って、アクション「部屋を1つ作る」を行えるのです（必要なら「追加リビング」でも構いません）。そして、その部屋にゴブリン1人をペットとして飼います。新しい家族の一員であるかのように、ゴブリンは以降のラウンドでアクションを行えます（ただし同じラウンドに食料供給フェイズがあっても、通常通り食料2が必要です）。

ゴブリンのペット： ゴブリンのペットを表す色違いのコマを使います。ゴブリンのペットは通常の家族として扱いますが、以下の特別ルールがあります。
役立たず： ゴブリンがアクションスペースにある資源を取る時はいつでも、そこに1つ残していきます。この効果は累積スペースでのみ有効です。共通のストックなど、累積スペース以外のものには効果がありません。
武装禁止： ゴブリンは武器を作成できません。
怠け者： ゴブリンはアクションを最後、他のプレイヤー全員が手番を終わらせた後に行います。
多勢： 最初のゴブリンは家族の規模に数えません（しかし食料の供給は必要です）。
不吉なリビング： ゲーム終了時、ダークエルフはリビングのポイントを決して得られません。どんなに頑張ってもダークエルフの装飾は、妙に不吉なものになってしまうのです。

Goblins （ゴブリン）
多勢： ゴブリンは家族3人でゲームを始めます。そして開始時からある広間にリビングを置きます。家族の規模はゴブリン6人まで（追加リビングがあれば7人まで）増やせます。
Brooming Chamber（掃除部屋）のポイントを得る時は、実際の家族の規模よりも1人少なく数えます。

役立たず： アクションスペースにある資源を取る時はいつでも、そこに1つ残していきます。この効果は累積スペースでのみ有効です。共通のストックなど、累積スペース以外のものには効果がありません。

虚弱： 武器を作る時、鉱石3から鉱石8を支払います。武器の戦力は支払った個数よりも2少なくなります。

下らぬ口論： ゴブリンは受け取ったスタートプレイヤーコマを、左隣のプレイヤーに渡さねばなりません。

不潔なリビング： ゲーム終了時、ゴブリンはリビングのポイントを決して得られません。だってキレイだった試しなんて一度もないんですから。

Pale Ones （青白きもの）
キノコ栽培家： 青白きものは地下でキノコを育てる専門家です。何か適当なコマでキノコを表します。キノコは第3の作物として種まきが可能です。ただし耕した畑の代わりに、何もない広間に種まきをします。他の点に関して、キノコは（食料、ポイント、部屋）野菜として数えます。
（訳注：キノコに種はありませんが、用語を統一するため「種まき」としました）

果てなき坑道： ダブルタイルを山地からはみ出して置けます。はみ出したタイル1枚を置くたびにキノコ1と黄金1を得ます。奥深くで希少なキノコを見つけたのです。Office Room（事務室）を建てた時は追加のキノコも黄金も得られません。

広場恐怖症： 青白きものは農耕のためとはいえ森林に出たがりません。森林にタイルを置く場合、ダブルタイルではなくシングルタイルを置きます。そのスペースを畑または草原のどちらにするか選べます。

自然への無関心： ゲーム終了時、青白きものは何も置いていない森林のスペースによる失点（マイナスポイント）を受けません。

Silicoids （珪素人けいそじん）
石喰らい： 珪素人が食べるのは岩だけです。食料供給フェイズで、家族1人につき、食料の代わりに石材1を支払います。「ドワーフ1人につき食料1」とあれば、家族2人につき（端数切捨て）石材1を支払います。現在のラウンドで、「子孫」のアクションによって生まれた家族にも石材1を支払います。

貿易商： 珪素人は小麦・野菜・動物を消費できませんが、貿易によって価値を高め、ゲーム終了時に通常通りポイントを得ます。また、いつでも食料3を売ることで黄金1を得ます。

Gnomes （ノーム）
機械の天才： 通常アクションの代わりに、Clockwork Helper（時計仕掛けの助手）と契約できます。アクションスペースではなく、この上にノームコマを置きます。このアクションを選んだら鉱石3を支払います。そして助手コマをボード上にあるいずれかのアクションスペースに置きます（使ってない色のドワーフコマを使ってください）。助手はゲーム終了時まで、そのスペースに残り続けます。時間が経つにつれ、ノームは何体もの助手でスペースを埋めるかもしれません。

毎ラウンド開始時、起動したい助手の一部あるいは全部に、鉱石を1つずつ置くかどうかを決めます。ラウンド終了時、それらの助手がいるスペースのアクションを（他のプレイヤーが実行していなければ）実行します。さもなくば（他のプレイヤーが実行していたなら）何も起こらず、鉱石を失うだけです。

心ここに在らず： 収穫の開始時、ノームは選んだ資源1（食料を含む）を捨てねばなりません。これはどこかに置き忘れてしまった道具を表しているのです。

追記：