2018年04月28日

『支離滅裂(Krass Kariert)』 ストップカードについて



先日、メビウス便の『支離滅裂(Krass Kariert)』を遊んだ時に、ストップカードについて疑問が浮かびました。
付属の日本語ルールには以下のようにあります。

・ストップカードは、単独でのみプレイすることができます。
・ストップカードを使うと、まだカードを出していないプレイヤーがいても、直ちにターン終了となり、ターンの勝者となります。

これだけなら特にルール解釈に困るところはありません。
ですが、次の補充カードの説明を読んで首を捻ることになったのです。

・補充カードも、単独でのみプレイすることができます。
・このカードをプレイするときには、強いカードをプレイする必要はなく、いつでもプレイすることができます。
(以下略)

補充カードの説明で書かれた2つ目の文章が、ストップカードの項にはありません。
アミーゴの公式ページで公開されている英文ルールも同様)
つまりストップカードは「より強い組み合わせ」のルールに従うのでしょうか?

この時は調べる手間が惜しかったので、とりあえず
既にカード2枚や3枚の組み合わせが出ている時はストップカードを出せない
「より強い組み合わせ」のルールに従うものとしました。
実際に遊んでみて特にバランスが崩れた印象もなかったのですが……本当のところはどうなんだ?



アミーゴが配信している公式の紹介動画を観てみましょう。
すると再生時間04:02から始まるストップカードの説明で疑問が氷解しました。

KrassKariert_StopCard_01.png

1のソロと3のペアが出ているターン。
3人目のプレイヤーは手番に……

KrassKariert_StopCard_02.png

ストップカードを出してターンの勝者になります。
4人目のラストプレイヤーまで手番は来ませんでした。
もし手番が来ていたら8のペアを出していたでしょう。

はい、そういうわけでストップカードの説明に、補充カードの2文目を加えれば分かり易くなります。

・ストップカードは、単独でのみプレイすることができます。
・このカードをプレイするときには、強いカードをプレイする必要はなく、いつでもプレイすることができます。
・ストップカードを使うと、まだカードを出していないプレイヤーがいても、直ちにターン終了となり、ターンの勝者となります。





参照リンク:
カタン 核の開拓者たち (ファン拡張)
ジ・アザー・ハットトリック(The Other Hat Trick)
農夫の会計(Farmers Finances)
『チグリス・ユーフラテス』 ナイル川・2人専用マップ (ファン拡張)
ベガスを使って『シャープシューターズ』を遊ぼう
『フランシス・ドレイク』 非公式の2人用ルール
『クラブズ(Clubs)』 和訳ルール
『チャイナタウン』 旧版にあった景気カードを新版でも使ってみよう


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posted by okanenainde at 00:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする