2019年01月01日

『サイズ 大鎌戦役』 スネークドラフト方式

追記:
公式のルール改定により

ラスヴィエト連邦と工業主義
クリミア・ハン国と愛国主義


の組み合わせが禁止になりました。







本日はBGGから『Scythe』のスネークドラフト方式を紹介します。
勢力マットとプレイヤーマットを配っていた通常ルールを変更して、ランダムによって起こりえる有利不利を解消しようという案です。

で、スネークドラフトって?
実はボードゲーマーにとって馴染みのある方法です。
ズバリ言うと『カタン』の初期配置

1.スタートプレイヤーから時計回りの順に、1組目の開拓地と街道を置く
2.ラストプレイヤーから時計回りと反対の順に、2組目の開拓地と街道を置く


行って戻っての様子が、這って進む蛇に似ているのでスネーク(蛇)ドラフトと言うようです。
やり方は簡単。適当な方法でドラフト順を決めたら「勢力マット」「プレイヤーマット」「本拠地」「手番順」を選んでいくだけ。

通常ルールでは勢力と本拠地が紐付けされていましたが、この選択ルールではどこを本拠地にするかもドラフトで選んでいきます。
ですから紙に書いたものを切り抜くなどして、ボード上の勢力シンボルを自分の勢力シンボルで上書きする必要があります。
あるいはプレイヤー毎に色の違うポーカーチップなどを使っても良いでしょう。

また行動順も座る位置では決まらず、ドラフトで選んでいきます。
行動順を表す物(例えばトランプの1から7を1枚ずつ)を用意する必要があります。
あるいは本拠地の側に座るのではなく、行動順に時計回りで並ぶよう席替えをすれば良いでしょう。





これは拡張セットを使って7人(プレイヤーAからG)でスネークドラフト行う場合の表です。
表内の数字は「勢力マット」「プレイヤーマット」「本拠地」「手番順」それぞれのドラフト順を表しています。

Scythe_SnakeDraft1.jpg

ちょっと分かりにくいのでドラフト順を線でなぞってみましょう。
うん、蛇行している様子がハッキリと見えますね。

Scythe_SnakeDraft2.jpg

ドラフトは左上から始めます。
まずプレイヤーAから勢力マットを選び、カタン式を2回繰り返せば、最後は左下でプレイヤーAが行動順を選んで完了です。





参照リンク:
『ポルノスター・プロジェクト(Project Pornstar)』 ルール抄訳
『ニュートン(Newton)』 ルールの疑問点
『ゴア 旧版』 FAQ和訳
『ビブリオス』 作者による5人用ルール
『世界の七不思議』 北朝鮮、ハイラル城、アトランティスの七不思議ボード (ファン拡張)

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posted by okanenainde at 01:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする