本日はBGGから『Gaia Project』の非公式な新勢力7種類を紹介します。
新版の予定がある4Xゲーム『Eclipse』の種族を落とし込んだものです。
一部ルール解釈に怪しい部分はありますが、こうだろうと思われる補足を入れて訳しました。
Gaia Project > Eclipse Pack (new half set of fan factions)
- 入植:惑星上に鉱山を建設することです。
- 建設:「鉱山の建設」アクションの他に、鉱山以外の建造物を惑星上に配置する意味で使う場合があります(例:惑星首府を建設)。
- 建造物アクション:「鉱山の建設」と「建造物の改良」アクションの総称です。
ルールに関係のないフレーバーテキストは訳していません。
※混同を避けるため英語版の表記を併記しています。
・パワートークンの獲得=「ゲイン」
・パワーの獲得=「チャージ」
・受動アクション:パワーの獲得=「受動チャージ」
追記:
エリダニ帝国に変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

能力:
3.特殊アクション・パワーアクション・Q.I.C.アクションを行う毎に、3クレジットを支払う
エリダニ帝国(Eridani Empire):赤

能力:
1.初期配置では、鉱山2つの代わりに交易所1つを配置します。1つ目の鉱山を初期配置する時、エリダニ帝国は配置しません。
(訳注:『テラミスティカ』のカオスマジシャン同様、敵勢力の初期配置が全て終わった後に置く?)
2.同盟を1つ構築してゲームを始めます。「右学院・交易所1つ・鉱山1つ」の合計3つの建造物は勢力ボードに配置しません。既に同盟を構築しているという設定なので、エリダニ帝国にはゲーム開始時から、以下に挙げる3つの恩恵があります。
・右学院:アクションフェイズ中の手番時、特殊アクションでQ.I.C.1個を獲得します。
・技術タイル:研究トラック「経済」を進める基本技術タイルを獲得します。
(訳注:研究トラック「経済」真下と下段3枚の計4枚から基本技術タイル1枚を選んで「経済」の研究マーカーをレベル1に進めます)
・同盟タイル:6クレジット+7勝利点の同盟タイル1枚を獲得します(その分のクレジットと勝利点も獲得)。
3.特殊アクション・パワーアクション・Q.I.C.アクションを行う毎に、3クレジットを支払う、またはパワートークン2個を破棄する必要があります。
惑星首府能力:
3つ目の不利な能力を無視します。
(訳注:以降、特殊アクション・パワーアクション・Q.I.C.アクションを行っても、クレジットやパワートークンを失わずに済みます)
その他:
建造物数に関する最終得点タイルにおいて、勢力ボードに配置しなかった「右学院・交易所1つ・鉱山1つ」は数えません。
初期パワートークン4/4/0。
追記:
またまたドラコの末裔に変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

惑星首府能力:
(訳注:古代種族の母星に関係なく、パワートークンの破棄で、到達可能距離を伸ばせるようになりました)
(訳注:古代種族の母星に入植すれば、常にパワートークンを1個獲得します)
その他:
初期Q.I.C.追加。
追記:
またドラコの末裔に変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

能力:
1.ゲームの準備中、古代種族の母星として惑星
・ガイア(緑)
・次元横断(紫)
・砂漠(黄)
・他プレイヤーたちが選んだ勢力の母星
(訳注:砂漠の黄惑星はドラコの末裔自身の母星です)
古代種族の母星に入植する時、惑星改造
惑星首府能力:
古代種族の母星に入植する時、到達可能距離が
その他:
初期パワートークン
6つ目と8つ目の鉱山収入がなくなりました。
追記:
ドラコの末裔に変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

2.パワートークンを破棄する毎に1勝利点を獲得します。
ゲーム終了能力:
(勢力ボードに残っている)パワートークン1つにつき1勝利点を獲得します。
その他:
初期パワートークン
ドラコの末裔(Descendants of Draco):黄

能力:
1.ゲームの準備中、古代種族の母星として惑星3種類を選びます(訳注:「古代種族の母星」3種類とは別に、ドラコの末裔自身の母星があります)。1種類はドラコの末裔を選んだ時、残り2種類は全プレイヤーが勢力を選び終わった後です。ただし以下の惑星は、古代種族の母星として選べません。
・ガイア(緑)
・次元横断(紫)
・砂漠(黄)
・他プレイヤーたちが選んだ勢力の母星
(訳注:砂漠の黄惑星はドラコの末裔自身の母星です)
古代種族の母星に入植する時、惑星改造コストとしてパワーエリア III からガイアエリアに、パワートークン1個を移動します。
古代種族の母星に入植する毎に、パワーエリア I にパワートークン1個を獲得(ゲイン)します。
ガイア(緑)および次元横断(紫)を除いた、他の惑星に入植する時、惑星改造が2段階必要です。
(訳注:もちろん入植する時には、鉱山の建設コストも支払います)
目印として、古代種族の母星上にパワートークンを置いておき、誰かが入植したら取り除くと分かり易いでしょう。
2.パワートークンを破棄する毎に1勝利点を獲得します。
惑星首府能力:
古代種族の母星に入植する時、到達可能距離が+1になります。この時にパワートークンを1個破棄すれば、到達可能距離が+2になります。
(訳注:古代種族の母星に入植する時、その手番中に限り、到達可能距離が伸びるという意味です)
その他:
初期Q.I.C.なし。
初期パワートークン2/2/0。
追記:
テラン共和国に変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

惑星首府能力:
2.手番中のフリーアクションとして、勢力ボード上のガイアフォーマーをガイアエリアに移動する毎に、以下の
・1知識
・1鉱石
テラン共和国(Terran Republic):青

能力:
ゲーム開始時、研究トラック「航法」と「経済」が両方レベル1。
惑星首府能力:
1.即座に「ガイア計画」の研究マーカーが1レベル進みます。
2.手番中のフリーアクションとして、勢力ボード上のガイアフォーマーをガイアエリアに移動する毎に、以下の3つから1つを獲得します。
・1知識
・1鉱石
・3クレジット
その他:
初期Q.I.C.がありません。
(訳注:「航法」レベル1による1Q.I.C.は持って始めます)
追記:
メカネマに変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

惑星首府能力:
衛星を配置する時、パワートークンではなくQ.I.C.を支払う毎に、以下
・1知識
・3勝利点
・1知識と1勝利点
その他:
初期Q.I.C.がなくなりました。
交易所の基本収入が
メカネマ(Mechanema):灰

能力:
手番中のフリーアクションとして、以下の変換を行えます。
・1Q.I.C.を1鉱石+1クレジットに
・2Q.I.C.を3鉱石に
惑星首府能力:
衛星を配置する時、パワートークンではなくQ.I.C.を支払う毎に、以下の3つから1つを即座に獲得します。
(訳注:「同盟の構築」アクションを行う時にしか、この能力は使えないはずです)
・4クレジット
・1知識
・3勝利点
その他:
ゲーム開始時、研究トラック「人工知能」レベル1。
交易所の基本収入が1クレジット。
鉱山の基本収入、3つ目の交易所、惑星首府にQ.I.C.収入。
追記:
オリオンヘゲモニーに変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

惑星首府能力:
1.特殊アクションとして1ラウンドに1回、既に使われたパワーアクション
(訳注:そのパワーアクションのコストは支払う必要があるのでしょう)
2.パスした時、
その他:
各建造物のパワー値アイコンが変わりました。
技術タイル「惑星首府/学院のパワー値4」を獲得しても効果がないように見えたのを、分かりやすく修正したものです。
能力「各建造物のパワー値+1」そのものに変更はありません。
オリオンヘゲモニー(Orion Hegemony):橙

能力:
1.各建造物のパワー値が通常よりも1多くなっています。
(訳注:暗黒惑星はパワー値2の鉱山1つとして扱います)
(訳注:技術タイル「惑星首府/学院のパワー値4」を獲得すれば、惑星首府/学院の各パワー値が5になります)
2.「同盟の構築」には(通常パワー値7以上のところ)パワー値9以上が必要です。
惑星首府能力:
1.特殊アクションとして1ラウンドに1回、既に使われたパワーアクションまたはQ.I.C.アクション1つを使用できます。
(訳注:そのアクションのコストは支払う必要があるのでしょう)
2.パスした時、3勝利点を獲得します。
その他:
2つ目と4つ目の交易所収入が1クレジット少ない代わりに+1パワー(チャージ)。
惑星首府の収入が+2パワートークン(ゲイン)。
初期鉱石5、初期パワートークン4/4/0。
追記2:
プランタに変更があり、勢力ボードも修正が入りました。

能力:
(訳注:惑星首府能力になりました)
2.沼沢(茶)
(訳注:ガイア惑星への入植も惑星改造1段階で行うようになりました)
3.敵勢力の建造物と直接隣接している、プランタの建造物はパワー値が
惑星首府能力:
(特殊アクションとして)1ラウンドに1回、Q.I.C.1個を獲得します。そして鉱山を2つまで建設できます。建設した鉱山1つにつき1勝利点を獲得します。
(訳注:鉱山の建設コストは支払う必要があるはずです)
(訳注:特殊アクションを行った直後でしか、建設による1勝利点は獲得できないと思われます)
1.ゲーム終了時、建設した(マップ上の)建造物1つにつき1勝利点を獲得します。
(訳注:ゲーム終了時能力が全てなくなりました)
追記:
プランタの一部能力が削除され、勢力ボードも修正が入りました。

ゲーム終了時能力:
プランタ(Planta):茶

能力:
1.1回の入植アクションで鉱山を2つ建設できます(2つ分の建設コストを支払います)。
(訳注:2つ同時ではなく、1つずつ鉱山を建設します。よって1つ目を建てた直後、その到達可能距離内に2つ目を建設できます。1つ目の鉱山ではなく、他の建造物の到達可能距離内に、2つ目を建設しても問題ないはずです)
2.沼沢(茶)・ガイア(緑)・次元横断(紫)を除き、入植する時に必要な惑星改造は1段階のみです。
3.敵勢力の建造物と直接隣接している、プランタの建造物はパワー値が「0」になります。
(訳注:受動的なパワーの獲得や、同盟の構築に影響します)
(訳注:鉱山以外の建造物も、この不利な能力の対象になります)
ゲーム終了時能力:
1.ゲーム終了時、建設した(マップ上の)建造物1つにつき1勝利点を獲得します。
2.ゲーム終了時、入植している惑星の種類数を−1として扱います。
惑星首府能力:
パスした時、同盟の構築に組み込んでいないプランタの建造物1つを、マップ上からガイアエリアに移動できます。そうした場合「1鉱石+2クレジット+3勝利点」を獲得します。次のガイアフェイズ中、その建造物を勢力ボード上の対応する置き場に戻します。
(訳注:研究所や学院をガイアエリアに移動しても、獲得済みの技術タイルは失いません)
その他:
ゲーム開始時、研究トラック「航法」レベル1。
ヒュドラン・プログレス(Hydran Progress):白

能力:
7知識を支払えば研究マーカーが2レベル進みます。
(訳注:おそらく手番のメインアクションとして)
(訳注:進めるのは「同じ研究を2レベル」でも「異なる研究を1レベルずつ」でも構いません)
(訳注:通常通り「4知識を支払って研究マーカーを1レベル進める」アクションも行えるはずです)
惑星首府能力:
即座に、研究マーカー1つを1レベル進める同盟タイル1枚を獲得します。
(訳注:目印としてグリーン人専用の同盟タイルを使えとありますが、対戦相手がグリーン人を選んだら?)
その他:
ゲーム開始時、研究トラック「科学」レベル1。
初期鉱石3、初期知識5、初期パワートークン4/0/0。
参照リンク:
『マスターオブオリオン』の14種族が『ガイアプロジェクト』の勢力として参戦 (ファン拡張)
ガイアプロジェクト用ファン拡張『マスターオブオリオン』のPSDデータが公開
『テラミスティカ』 21の新勢力 (ファン拡張)
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