2019年10月18日

『Bluffjack(ブラッフジャック)』 ポーカー+ブラックジャック

本日はBGGから『Bluffjack』を紹介します。
『ブラックジャック』と『ポーカー』のブラッフ(ブラフ)を組み合わせたゲームで、目的はディーラーではなく他プレイヤーたちに勝つことです。

Bluffjack > The rules to the game.

『ポーカー』と『ブラックジャック』のルールを知っている前提の書き方になっています。
曖昧なルールの解釈、初期資金・最低ベット額など、ゲームを始める前に決めておきましょう。





Bluffjack
2-10人、30分


【目的】
全てのチップを獲得すること。


【内容物】
通常のトランプ1組52枚(ジョーカーなし)
ポーカーチップ(あればあるだけ)


【概要】
毎ゲーム、各プレイヤーにカード1枚を伏せたまま配ります。
その後、各プレイヤーにカード1枚を表向きで配ります。
そして各プレイヤーは初期ベット(賭け)を行います。
ゲームから降りずに残ったプレイヤーたちは、バースト(ドボン)しないように追加のカードを受け取り、最終ベットを行います。


【ゲームの流れ】
各プレイヤーにカード1枚を伏せたまま配ります。
次に各プレイヤーにカード1枚を表向きで配ります。
訳注:自分に配られたカードの内容は、いつでも確認できると思われます)

各プレイヤーは初期ベットを行います。
ディーラーの左隣に座るプレイヤーは初期の最低額をベットする必要があります。
以降、各プレイヤーは時計回りの順に「フォールド」「コール」「レイズ」から1つを選んで行います。
1人だけ残った(その1人を除いて全員がフォールドしたら)プレイヤーは、ポットのチップを総取りします。

・フォールド:今回のゲームから降りること
・コール:直近のベットまたはレイズと同額をベットすること
・レイズ:現在のベット額を引き上げること
・ポット:プレイヤーたちが賭けたチップの置き場

残っている全プレイヤーがコールしたら、ディーラーの左隣に座るプレイヤーから時計回りの順で手番を行い、「ヒット」「スタンド」から1つを選びます。
ただしスタンドしたプレイヤーは、もうヒットできなくなります。
訳注:スタンドするまでは何度でもヒットできます)

・ヒット:カード1枚を追加する(配ってもらう)こと
・スタンド:これ以上カードを追加しないこと
訳注:ヒットしたカードは表向きで配ると思われます)

全プレイヤーがスタンドしたら、それ以上カードは配りません。
その後、残っている全プレイヤーが最終ベットを行います。
最終ベットでも各プレイヤーは「フォールド」「コール」「レイズ」を行います。
最終ベット後、以下のように処理していきます。

・残ったプレイヤーが1人だけ
そのプレイヤーが(カードの合計値が21を超えていようと)ポットのチップを全て獲得します。
訳注:この場合、カードは公開しないのでしょう)

・残ったプレイヤーが2人以上
残ったプレイヤーたちは自分のカードを公開します。
全員の合計値が21を超えていた:誰もポットのチップを取れません。ポットのチップは全てハウスにいきます(ゲームから除外)。
合計値が21を超えていないプレイヤーがいる:その中で合計値が21に最も近いプレイヤーが、ポットのチップを全て獲得します。同値なら、ポットのチップを山分けします。

ポットの処理が終わったら、ディーラーを左隣に移して次のゲームを始めます。
チップを全て失ったプレイヤーはゲームから脱落します。


【ゲーム終了】
プレイヤーの1人が全てのチップを獲得したらゲーム終了、そのプレイヤーの勝利です。


【選択ルール】
更なるベット:
最初のベット後、「ヒット」か「スタンド」を行ったプレイヤーは、「フォールド」「コール」「レイズ」を行えます。
スタンドした後に手番が回ってきたプレイヤーは「コール」か「レイズ」を行う必要があります。

2回目の初期ベット:
各プレイヤーは伏せたカード1枚を配られた時に、最初のベットを行います。
次に各プレイヤーは表向きのカード1枚を配られた時に、2回目のベットを行います。

ハウスなし:
ハウスに行ったチップは全て、脇に除けて置いておきます。
最後まで残ったプレイヤーが、それらのチップを全て獲得します。

チャーリー その1:
配られたカードがピッタリ5/7/10枚で、かつ合計値が21を超えていない時、「チャーリー」という特殊な役になります。
訳注:チャーリーになる枚数はゲーム前に決めておきます)
カードの強さは「合計値21 > チャーリー > それ以外」になります。
例えば、チャーリーの合計値が20未満であっても合計値20より強いと見なします。
チャーリーが2人以上いる場合、合計値の高い方を、より強いものとして扱います。

チャーリー その2:
チャーリーになる最低カード枚数を決めます。
チャーリーが2人以上いる場合、枚数の多い方をより強いものとして扱います。

カードの強さ:
ポットを山分けする機会を減らして、チップを総取りしやすくするルールです。
同じ合計値21でも強さを細かく分けます。

<強>
21:同じスートのAとK
21:異なるスートのAとK
21:同じスートのAとQ
21:異なるスートのAとQ
21:同じスートのAとJ
21:異なるスートのAとJ
21:同じスートのAと10
21:異なるスートのAと10
21:カード3枚以上
チャーリー:(採用していれば)
20から2:21に近いほど強い
バースト:合計値が21を超えている
<弱>

注意:1人を残して全員がフォールドした時を除き、合計値が21を超えたプレイヤーはチップを獲得できません。





参照リンク:
『Pentris(ペントリス)』 テトリス風ダイス&紙ペンゲーム
『Pumpking(パンプキング)』 ハロウィン風はさみ将棋
『Kathmandu(カトマンズ)』 ジャイプルに似た2人専用のトランプ遊び
『Secret Agent(秘密諜報員)』 推理系トリックテイキング
『Thief!: Dragon's Treasure(盗賊!:ドラゴンのお宝)』 強欲と引き運の無料ゲーム
『Argute(アーギュート)』 スートなしのトリックテイキング
『Herrlof(ヘルロフ)』 2人用トリックテイキング(3人用ルールあり)
『Poker Squares(ポーカー・スクウェアズ)』 ポーカー役でビンゴ
『Más-Menos(マス・メノス)』 勝利条件がコロコロ変わる2人専用トリックテイキング
『Foreknowledge(予見)』 非対称の2人専用トリックテイキング
『Three Pips(3ピップス)』 相手のダイスと連番を作る2人専用ゲーム
『10 by 10(10×10)』 無料の2人専用PnPゲーム
『4 Warlords(四戦将)』 2人専用のトランプ遊び
『40 Barrels of Beer(40樽のビール)』 記憶と運の2-4人用トランプ遊び
『30 Points(30点)』 3人専用のトランプ遊び
『3 on 3』 無料の2人専用アブストラクト
『Disloyal Royals(ディスロイヤル・ロイヤルズ)』 無料の2人専用トランプ遊び
『The Red Masque(赤の仮面舞踏会)』 無料の正体隠匿系カードゲーム
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posted by okanenainde at 15:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする