2019年11月10日

『To the Moon(トゥ・ザ・ムーン)』 ペアーズ用バリアントルール

ToTheMoon_logo.png

本日はBGGから『To the Moon』を紹介します。
海外のボードゲーム雑誌で発表されたという『ペアーズ』のバリアントルールです。


Pairs Deluxe Edition』をイメージして作られたそうですが、もちろん他のペアーズでも問題なく遊べます。





The Cave
3-6人、15分


【概要】
プレイヤーたちは宇宙を目指して競争しています。
適切なカードをプレイして、ロケットを建造して、月へと向かいましょう。

『To the Moon(トゥ・ザ・ムーン)』 では、何回かのラウンドを行います。
各ラウンドは何回かのカウントダウン、つまりトリックから成ります。
各トリックでの目的は「イン」している最後のプレイヤーになることです。
それができれば、トリックのカード1枚につき1ポイントを得ます。
訳注:「イン」とはプレイヤーがトリックから脱落せずに残っている状態を指します)


【ラウンド】
ラウンドの開始時、デッキをシャッフルして、各プレイヤーに初期手札としてカードを配ります。
カード枚数はプレイ人数により、次のように変わります。

プレイ人数23456
カード枚数87654


ディーラーはトリックの始めに、デッキの一番上にあるカード1枚をプレイします。
各トリックはカウントダウンを表します。
ですから各ランク(数値)のカードは1枚までしかプレイできません。

手番を時計回りの順に移していきます。
ただし「アウト」になったプレイヤーの手番は飛ばします。
訳注:「アウト」とはプレイヤーがトリックから脱落した状態を指します)
手番プレイヤーは「建造」「テスト」「撤退」の3つから1つを選んで行います。

・建造:
手札からカード1枚を選び、カウントダウンにプレイします。
既にカウントダウンにあるランクのカードはプレイできません。

もしカウントダウンを完了させたら(1から10のランクが出揃ったら)、手番プレイヤーが即座にトリックの勝者になります。
そうでなければ、手番プレイヤーは「イン」のまま、ゲームを続けます。


・テスト:
デッキの一番上にあるカード1枚をプレイします。
そのカードのランクが、まだカウントダウンになければ、テストは成功です。
手番プレイヤーは「イン」のままです。

もし既にカウントダウンにあれば、手番プレイヤーはトリックから脱落します(アウト)。
そのデッキからプレイしたカードを取って手札に加えます。


・撤退:
カードをプレイせず、自主的にトリックから脱落します(アウト)。
この時、テーブル上(カウントダウン)にカードがあれば、その中から1枚を選んで手札に加えます。

注意:
アウトになったプレイヤーは、手札を伏せて自分の前に置きます。
最後に手札に加えた1枚は表向きのまま、手札の上に重ねます。
こうすることで誰がインかアウトかが分かりやすくなります。


【トリックの獲得】
残った(イン)プレイヤーが1人だけになったらトリック終了です。
そのプレイヤーがトリックの勝者となって、カウントダウンにあるカードのポイントを得ます。

その後、全プレイヤーがインに戻ります。
トリックの勝者が、デッキの一番上にあるカード1枚をプレイして、次トリックを始めます。
この時、デッキが枯れていればラウンド終了です。


【得点計算】
トリックで獲得したカード1枚につき1ポイントを得ます。
6ラウンドを行い、合計ポイントの最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。





参照リンク:
『To the Moon』 英文ルール
ペアーズ日本語版 - テンデイズゲームズ

『Nine Virtues(九徳)』 ペアーズ用バリアントルール
『Fancy(ファンシー)』 ペアーズ用バリアントルール
『Bitter(ビター)』 ペアーズ用バリアントルール
『The Cave(ザ・ケイヴ)』 ペアーズ用バリアントルール
『To the Moon(トゥ・ザ・ムーン)』 ペアーズ用バリアントルール
『Market Day(マーケットデー)』 ペアーズ用バリアントルール
『Lunch Rush(ランチラッシュ)』 ペアーズ用バリアントルール
『Captain's Orders(船長命令)』 ペアーズ用バリアントルール

【関連する記事】
posted by okanenainde at 00:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする