2020年01月29日

『ノーリターン』 日本語ルール



駿河屋で『No Return - Es gibt kein zurück』が取り扱い中です。
(ドイツ語の副題が英語読みになっていますが)
残念ながら日本語訳無しだったので、公式の英文ルールから遊ぶのに必要な部分を訳しました。





No Return
2-4人、8歳以上

『ノーリターン』は2つのフェイズから成ります。
フェイズ1ではカウンターを集めて、自分の前に表向きで、色ごとに並べていきます。
各プレイヤーは任意のタイミングでフェイズ2に移れます。
目的は自分の前に並べたカウンターを得点に変えることです。

注意:並べたカウンターが長過ぎると、得点に変え切れないかもしれません。
ゲーム終了時に、並べたまま残ったカウンターは失点になってしまいます。
あなたは正しくタイミングを取ることができるでしょうか?


【内容物】
NoReturn_1.png
布袋:1つ
カウンター:132個(6色、数値1-11が各2個)


【ゲームの準備】
カウンターを全て布袋に入れて良く混ぜます。
箱の上ブタをひっくり返してテーブル中央に置きます。
各プレイヤーは布袋から1個ずつ、計8個のカウンターを引きます。
引いたカウンターの数値が自分だけ見えるようにして、自分の前に並べます。
このカウンター8個を「手元カウンター」と呼びます。
常に布袋からカウンターを引く時は、中身を見ずにランダムで引きます。

手元カウンターに不満?
各プレイヤーは1回のみ、カウンターを交換できます。
最も若いプレイヤーから始めて時計回りの順に交換していきます。

まず手元カウンターの中から不要なものを選び、伏せて脇に置きます。
望むなら8個のカウンター全てを伏せても構いません。
伏せたのと同じ枚数のカウンターを布袋から引き、手元カウンターに加えます。


手元カウンターに満足?
カウンターを交換する必要はありません。

プレイヤー全員が1回ずつ交換の機会を得たら、伏せて脇に置いたカウンターを全て、布袋の中に戻して良く混ぜます。

注意:これ以降に交換や支払いをする場合、常にカウンターをテーブル中央の上ブタに入れます。
訳注:一度引いたカウンターを布袋に戻すのは、唯一この時だけです)


【ゲーム開始】
最も若いプレイヤーから始めて、時計回りの順に手番を行っていきます。

フェイズ1:構築
全プレイヤーはフェイズ1から始めます。
フェイズ1の手番には「交換」と「配列」のうち1つを行います。

・交換
手元カウンターの内容に不満があれば4枚まで交換できます。
まず手元カウンターから交換したいものを選びます(色や数値を問わず)。
選んだカウンターを伏せ、裏向きのままテーブル中央の上ブタに入れ、ゲームから除外します。

そして除外したのと同じ枚数のカウンターを布袋から引き、手元カウンターに加えます。
手番が左隣のプレイヤーに移ります。

・配列
手元カウンターの配列には、以下のルールが適用されます。


[1] 1色のみ
1回の手番中に配列できるのは1色のみです。
同じ色であれば配列するカウンターは何個でも構いません。


[2] 縦列ごとに1色
色ごとに異なる縦列を作ります。
各色で作れる縦列は1つのみです。
よって自分の前には(カウンターが6色なので)縦列を6本まで作れます。


[3] 各列には順番がある
カウンターは各列で降順(数値の大きいものから小さいものへ)で並べる必要があります。
列の一番上には、できるだけ大きな数値を置くと良いでしょう。
以降は同じ数値か、より小さな数値のカウンターしか並べられません。

注意:
カウンターの数値が連続している必要はありません。
ただし後の手番に、間の数値を割り込ませることもできません。


[4] 後からは小さな数値のみ
既にある縦列にカウンターを追加する場合、その縦列の一番下に新たなカウンターを置きます。
番号を連続させずに「飛ばす」こともできます。
重要なのは縦列が降順(数字が同じかより小さい)であることです。

注意:
数値の小さなカウンターは、できるだけ遅く配列する方が良いでしょう。



完了したら、配列したのと同じ枚数のカウンターを布袋から引き、手元カウンターに加えます。
手番が左隣のプレイヤーに移ります。





配列の例:
NoReturn_2.png
配列を行う場合の選択肢をいくつか挙げます。

・青11+9+9+2を配列する(以降は青2以下しか配列できない)。
・青11+9+9を配列して青2は手元に残す(青8以下のカウンターを引く可能性が高いので)。
・赤7の下に赤2を配列する(以降は赤2以下しか配列できない)。
・緑7の下に緑7を配列する。


注意:紫5と赤8は配列できません。





フェイズ2:得点化
フェイズ2では、できるだけ多くの得点を目指します。

いつからフェイズ2に移るかは、各プレイヤーが自由に選びます。
手番の開始時に「フェイズ2に移る」と言うだけで良いのです。
ただし一度フェイズ2に移ったプレイヤーは、もうフェイズ1には戻れません。

フェイズ2の手番には「交換」と「精算」のうち、1つを選んで行います。

・交換
フェイズ1の交換と全く同じで、カウンターを4枚まで交換できます。

・精算
配列したカウンターの精算には、以下のルールが適用されます。


[1] 1色のみ
1回の手番中に精算できるのは1色のみです。
同じ色であれば精算するカウンターは何個でも構いません。


[2] 小から大へ
精算したい縦列を1つ選びます。
最も数値の小さなカウンターから始めて、1個ずつ精算していく必要があります。
間にあるカウンターを飛ばすことはできません

注意:
選んだ縦列を1回で精算しきる必要はなく、何回かの手番に分けても構いません。
ただし毎回、選んだ縦列の最も小さなカウンターから精算していかねばなりません。


[3] 得点かは無料ではない
精算するカウンターの数値を合計します。
その数値以上になるように手元カウンターから選び、支払う必要があります。

注意:
精算するカウンターの個数ではなく、数値が重要なのです。
数値の大きなカウンター1個で、数値の小さなカウンター2個以上を精算できます。
あるいは数値の小さなカウンター2個以上で、数値の大きなカウンター1個以上を精算できます。


[4] 再び1色のみ
精算のために支払う手元カウンターも1色のみです。
ただし清算する縦列と、支払うカウンターの色は、違っていても構いません。
例えば、赤い手元カウンターで支払って、配列した緑のカウンターを清算できます。


[5] 得点を重ねる
精算したカウンターは伏せて、自分の横に重ねて置いておきます。
これらのカウンターはゲーム終了時に得点として加算します。


[6] 支払いは箱の中に
精算のために支払った手元カウンターは、表向きでテーブル中央の上ブタに入れ、ゲームから除外します。



完了したら、支払ったのと同じ枚数のカウンターを布袋から引き、手元カウンターに加えます。
手番が左隣のプレイヤーに移ります。





精算の例:
NoReturn_3.png
いくつもある選択肢のうち、今回は緑11で支払いをします。

緑11を支払って緑11を清算できます。
あるいは緑11を支払って、違う色のカウンター(合計11まで)を清算しても良いでしょう。
例えば……

・桃5+5=10を清算、桃8が残る。
・黄1+1+2+5=9を清算、黄10が残る。
・赤の2+7=9を清算、これで赤の精算が完了。
・紫の3+7=10を清算、紫の8が残る。






<全て清算してしまったら?>
手番が来たのに清算すべきカウンターが既にない場合、できるのは交換だけです。
フェイズ2へ移るのが早過ぎたかもしれません。
最大の4個を交換してゲームの終了を早めてやると良いでしょう。


【ゲーム終了】
いずれかのプレイヤーが布袋から最後のカウンターを引いたら、もうすぐゲーム終了です。
全員の手番が同じ回数になるようにしてください。
最後のカウンターを引いたのが最終プレイヤーなら即座にゲーム終了です。


【得点計算】
手元カウンターは得点計算に関係ないので、全てテーブル中央の上ブタに入れます。

清算できずに残った配列のカウンターは、数値がそのまま失点になります。
精算して横に重ねて置いたカウンターは、数値がそのまま得点になります。

得点から失点を引きます。
最も点数の高いプレイヤーが勝利します。
同点の場合、より失点の少なかったプレイヤーが勝利します。
それも同じなら勝利を分かち合います。





参照リンク:
『仏陀(Buddha)』 3-6人用トリックテイキング
『いちばん近くのおばけ(The Closest Ghost)』 2人専用アブストラクト
『オリカ(Olika)』 3人用のトリックテイキング
『Bull Rally(ブルラリー)』 日本語ルール

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posted by okanenainde at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする