2020年09月15日

『Dziobaki(カモノハシ)』ルール和訳

Dziobaki_box.jpg

本日はBGGから、クニツィア新作『Dziobaki』を紹介します。
タイトルはポーランド語でカモノハシを表す「Dziobak」の複数形ではないかと(自信なし)。

 
この作品は『カルバ』『テイク・イット・イージー』のように、全員が同時に同じタイルを個人ボードに配置して得点を競います。

BGGで公開中のポーランド語ルールを機械翻訳にかけた英文を基に、ゲームを遊ぶのに必要な部分だけを、適当に言葉を補いつつ訳していきます。





Dziobaki(発音はジョーバキ?)
1-4人、15-25分、5歳以上


【内容物】
個人ボード:4枚
動物タイル:4色60枚(各プレイヤー15枚)
得点トラック:1枚
得点マーカー:4個
訳注:ルールブック1ページ目の図を参照)


【ゲームの目的】
オーストラリアに生息する4種類の動物、カモノハシ・コアラ・カンガルー・フクロモモンガに注目したゲームです。
プレイヤーの任務は、同じ草原に違う種類の動物がいないよう、動物タイルを個人ボード上に配置することです。
ゲーム終了時、動物が1種類だけの草原からポイントを獲得できます。
最も多くのポイントを獲得した人が勝者となります。

以下は2-4人用のルールです。
1人用のルールは説明書の最後に記してあります。


【ゲームの準備】
A.各プレイヤーは個人ボードを1枚ずつ受け取ります。個人ボードを裏表どちらの面を使うかを決めます。全員が同じ面を向けて自分の前に置きます。
B.得点トラックをテーブル中央に置きます。
C.各プレイヤーの得点マーカーを得点トラックの「START」マスに置きます。
D.各プレイヤーは選んだ1色の動物タイル15枚を受け取ります(タイル裏面の色が違っています)。カンガルーのように最も遠くに跳べるプレイヤー(または最も若いプレイヤー)が、自分の動物タイルを伏せて混ぜた後に重ねて山にします。他のプレイヤーは自分の動物タイルを表向きにして、個人ボードの脇に広げます。

3人プレイ時の準備例:
訳注:ルールブック3ページ目の図を参照)


【ゲームの流れ】
タイルを山にしたプレイヤーは、山の一番上にある動物タイル1枚を引き、表向けて他のプレイヤーに見せます。
他のプレイヤーは自分の動物タイルから同じものを探します。
各プレイヤーは自分の個人ボード上にある空きマス1つを選び、その動物タイルを配置します。
訳注:タイルの向きは自由に選べます)
上記の流れを繰り返します。

例:
マグダは山の一番上からタイルをめくりました。
他のプレイヤーは自分のタイルから同じものを取ります。
そして、全員が自分のボード上に配置します。

訳注:ルールブック4ページ目の上図を参照)


配置し終えたタイルはゲームの終了までそのマスに残ります。
後になって移動したり、向きを変えたりはできません。

草原ごとに動物が1種類だけになるようタイルを配置していきましょう。
タイルに描かれた川は草原と草原の間の境界を表します。
個人ボード上に印刷してある4匹の動物は、隣接する草原にいるものとして扱います。
訳注:ルールブック4ページ目の下図を参照)

例:
コアラが5匹いる草原。
コアラが4匹とカンガルーが1匹いる草原。

訳注:ルールブック5ページ目の図を参照)


【ゲーム終了】
個人ボードのマス全てに動物タイルを配置したらゲーム終了です。
(各プレイヤーの手元には未使用の動物タイル3枚が残ります)
各プレイヤーは草原を1つずつ確認して動物のポイントを数えます。

1つの草原にいる動物が?
・1種類だけ:その草原にいる動物1匹につき1ポイントを得ます。
・2種類以上:その草原は0ポイントです。


各プレイヤーは得点トラック上の得点マーカーをポイントの分だけ進めます。
最も多くの合計ポイントを得たプレイヤーが勝者となります。
引き分けの場合は(該当プレイヤーの中で)1つの草原に最も多くのカモノハシがいるプレイヤーの勝ちです。
それでも引き分けの場合は勝利を分かち合います。

例:とあるプレイヤーが勝利しました。
A.カンガルーがいる草原で5ポイント。
B.コアラがいる広い草原で4ポイント。
C.コアラがいる小さい草原で1ポイント。
D.カモノハシがいる大きい草原で3ポイント。
E.カモノハシがいる小さい草原で2ポイント。
F.フクロモモンガのいる草原で1ポイント。
G.動物が2種類以上いる草原で0ポイント。
このプレイヤーは得点マーカーを進め、合計16ポイントを得ました。

訳注:ルールブック7ページ目の図を参照)



【選択ルール - みんな一緒】
1つの草原に1種類の動物を全て集めることができれば追加の3ポイントを得ます。


【1人用ルール】
2-4人用ルールと似ています。
プレイヤーは自分の動物タイルを裏向きの山にします。
山の一番上から順番にタイルを表向け、個人ボードに配置していきます。
できるだけ高いポイントを目指してください。

小さな子供たちにとっては - 知覚力・空間計画の技術・セット作成能力を使う - パズルになります。





参照リンク:
Dziobaki - Nasza Księgarnia

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posted by okanenainde at 09:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする