2021年01月03日

『Cross Purposes(クロス・パーパシス)』 2人または4人用トリックテイキング

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本日はデヴィッド・パーレット作『Cross Purposes』を紹介します。

Cross Purposes - BGG

CROSS PURPOSES - Parlettgames.com





Cross Purposes
2人または4人
訳注:まずは2人用ルールを、その後に4人用ルールを説明します)

通常のトランプ1組を使います。
ただしジョーカーは使いません。

ランクの強さは基本的に以下の通りです。
(強)A・K・Q・J・10・9・8・7・6・5・4・3・2(弱)
ただし後述するトップランクの宣言により順序が変わります。


【準備】
適当にディーラーを決め、手札としてカードを裏向きで13枚ずつ配ります。
残りのカードは山札として伏せて置いておきます。
ノンディーラー(ディーラーではないプレイヤー)は自分の手札を確認して「切り札スート」または「トップランク」を宣言します。

切り札スート:標準的なトリックテイキングの切り札です。スペード・ハート・ダイヤ・クラブから1つを選びます。

トップランク:最強のランクを選びます。例えば「8」を選んだ場合、ランクの強さは以下のように変わります。
(強)8・7・6・5・4・3・2・A・K・Q・J・10・9(弱)

・ノンディーラーが切り札スートを宣言したら、ディーラーはトップランクを宣言します。
・ノンディーラーがトップランクを宣言したら、ディーラーは切り札スートを宣言します。



【ゲームの流れ】
フェイズ1:
ノンディーラーが第1トリックをリードします。
常にフォローの義務があります。
フォローできなければ任意の1枚をプレイします。
より強いカードをプレイした側がトリックに勝ち、次トリックをリードします。
第13トリックが終わったら、それぞれの勝ち数を記録して、獲得したカードを脇に置いておきます。

フェイズ2:
前半でノンディーラーだった側が今回のディーラーになります。
山札を取り、手札としてカードを裏向きで13枚ずつ配ります。
今回のノンディーラーが自分の手札を確認して……

・フェイズ1で切り札スートを宣言していたなら、今回はトップランクを宣言します。
・フェイズ1でトップランクを宣言していたなら、今回は切り札スートを宣言します。


その後、ディーラーがもう一方の宣言を行います。
注意:フェイズ1と同じ切り札スートやトップランクを宣言しても構いません。


【得点計算】
フェイズ2終了後、得点計算を行います。
(フェイズ1の勝ちトリック数+1)×(フェイズ2の勝ちトリック数)が得点になります。

プレイヤーAがフェイズ1で6トリック、フェイズ2で8トリック勝っていれば(6+1)×8=56点です。
そうなるとプレイヤーBは必然的に(7+1)×5=40点になります。


【ゲーム終了】
どちらかが100点、または事前に決めておいた点数に達するまでゲームを続けます。

問)どうしてフェイズ1の勝ち数に+1するのですか?
答)それは同点になりにくくするためです。例えばフェイズ1で6トリック、後半で7トリック勝った場合を考えてみましょう。もし+1がなければ、どちらも42点の引き分けになります。しかし+1で計算すれば49対48になって得点差が付くのです。





【4人ペア戦ルール】
「パートナーを入れ替えてプレイヤー毎の勝利点を競う長期戦(長期戦)」にするかを「固定のパートナーによるペア戦(固定ペア戦)」にするか決めます。

長期戦:
各プレイヤーに手札としてカードを裏向きで13枚ずつ配ります。
ディーラーの左隣に座るプレイヤーから始めて、時計回りの順にビッドを行っていきます。
ビッドは義務であり、パスはできません。

ビッドは「切り札スート」か「トップランク」のどちらかを宣言します。
同じビッドをしたプレイヤー2人がペアになり、そのビッドが今回のゲームで確定します。
残りの2人が自動的に、もう一方のペアになります。
残りの2人は、まだ決まっていない切り札スート/トップランクのビッドを続けます。

例:
西のディーラーでビッドが始まります。
北「スペード」
東「3」
南「J」
西「ダイヤ」
北「3」

北が東と同じ「3」をビッドしました。
これにより北と東がペアになり、さらに「3」が今回のトップランクとして確定します。
もう一方のペアになった南と西は、まだ決まっていない切り札スートをビッドしていきます。

南「クラブ」
西「ハート」
南「ハート」

南が西と同じビッドしたので「ハート」今回の切り札スートとして確定しました。

固定ペア戦:
基本的には長期戦の流れに従います。
ただし向かい合って座る2人が同じビッドをするまで切り札スート/トップランクは確定しません。
切り札スート/トップランクが確定した場合、その向かい合って座る2人がペアになります。
残りの2人が自動的に、もう一方のペアになります。
残りの2人は、まだ決まっていない切り札スート/トップランクのビッドを続けます。


【ペア戦の流れ】
ディーラーの左隣に座るプレイヤーが第1トリックをリードします。
常にフォローの義務があります。
フォローできなければ任意の1枚をプレイします。
より強いカードをプレイした側がトリックに勝ち、次トリックをリードします。
プレイヤー毎に勝ちトリック数を記録しておきます。


【ペア戦の得点計算】
固定ペア戦であればペア毎の、長期戦であればプレイヤー毎の得点を記録します。
(自分の勝ちトリック数+1)×(パートナーの勝ちトリック数+1)が得点になります。

例:
プレイヤーAが5トリック、プレイヤーBが1トリック勝ちました。
よって(5+1)×(1+1)=12点になります。

もう一方のペアは4トリックと3トリックの勝ちです。
(4+1)×(3+1)=20点になります。


【非公式の選択ルール】

Variant: Only get points when you beat the other partnership - BGG

敵ペアよりも得点が高い場合にだけ、実際に得点できるというルールです。
例えば60点と95点という劣勢でも勝ち続ければ逆転の目があるわけです。





参照リンク:
『Arpaa Turup/Arba'a Turub』 2対2のチーム戦トリックテイキング
『ウィザード』 非公式2人用ルール
『Cubeez(キュービーズ)』 日本語ルール
『Dziobaki(カモノハシ)』ルール和訳
『ニムト』 25周年記念のアクションカード


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posted by okanenainde at 00:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする